UFO事件がモチーフになった記念硬貨、カナダで発売されることに

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  • author たもり
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UFO事件がモチーフになった記念硬貨、カナダで発売されることに

ブラックライトで発光します。

カナダ造幣局は、同国でもっとも有名なUFO目撃事件を記念した20ドル銀貨を発表しました。その事件とは、ステファン・マイカラックさんがマニトバ州ファルコン湖でUFOを目撃したファルコン湖事件のことです。

マイカラックさんは、1967年5月12日にふたつの空飛ぶ円盤を目撃したと語っていました。そのうちひとつは彼から150フィート(約46m)のところに着陸したとのこと。機体が浮きあがって、彼が地面へとなぎ倒されたときには触れられるほど接近していたそうです。数週間後、マイカラックさんは具合が悪くなったと訴え、嘔吐、体重減少、下痢と一時的な記憶喪失に苦しみました。それからおよそ8カ月後、胸部にあった水玉模様のやけど痕の写真が撮られました。

彼の息子であるスタン・マイカラックさんは当時9歳で、父親が体調を崩し悪臭を放ちながら帰ってきたことを覚えています。「僕が寝室に入ったとき、室内には硫黄と焦げたモーターのような本当にひどい臭いが充満していた」と昨年、CBCで語っていました。「部屋全体に漂っていて、父の毛穴から出ていた。ひどかった」とのこと。

ステファンは1999年に亡くなりましたが、息子のスタンは事件が記念硬貨になったことに対し、「もし父が存命だったら、驚いていただろうね」と地元紙のWinnipeg Free Pressで語っています。

Video: Royal Canadian Mint/YouTube

この硬貨は卵型の形状をしており、販売価格は20ドル銀貨そのものより高い129.95カナダドル(約1万1000円)。表面には、通常の硬貨と同じようにエリザベス女王が描かれていますが、裏面にはファルコン湖の真上に浮かぶ円盤と地面に転がるステファン・マイカラックの姿が描かれています。そしてブラックライトで照らせば、UFOが発する光とマイカラックさんを倒した光線が浮かびあがるデザイン。遊び心のあるギミックがいいですね。

限定4,000枚の生産なので、気になる方はお早めに。


Image: Royal Canadian Mint
Source: YouTube, Winnipeg Free Press, cbc

Jennings Brown - Gizmodo US[原文
(たもり)