アルゴリズムは騙せても、人間さまは騙せまい!
子どもが安心して見ることができる、子どものためのYouTube「YouTube Kids」が、実はまったく安心じゃないのは、かねてから問題視されていること。子どもの好きなキャラが出てくる一見子ども向け動画が、暴力や性的描写のある子ども向けとは正反対の内容だったということがたびたび起きています。
「こういう動画が、子どものためのYouTube Kidsに平然とリスティングされて何が安心なのか」とね。YouTube Kidsにふさわしい動画か否かは、アルゴリズムで判断しています。が、ネタ元のBuzzFeed Newsが、今後、YouTubeは人間による可否判断を行なう予定だと報道しています。
BuzzFeed Newsいわく、アルゴリズムではなく、人間がチェックし子ども向けと判断された動画のみを視聴する「ホワイトリスティング」という設定が新たに加わるといいます。BuzzFeedの報道に対して、YouTubeは事実を認めるコメントはしなかったものの、常にYouTube Kidsをより良いものにしようとアップデートしていると語っています。
小さな子がネット動画を見る場合、親が安心できるかが鍵となります。親の監督なしで子どもに見せられる、「ちょっとYouTubeでも見てて」ができる安心のリスティングをキューレーションできるのは、今のところはアルゴリズムよりも人間。「YouTube Kidsキュレーター」が必要。こうして、しばらく人間がキュレートしてデータが集まれば、またアルゴリズムが判断できるようになるかもしれませんけどね。
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Source: BuzzFeed News
Tom McKay - Gizmodo US[原文]
(そうこ)