隠れ場所はなんと地中。ドコモが秘密基地(局)を開発

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  • author 小暮ひさのり
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隠れ場所はなんと地中。ドコモが秘密基地(局)を開発
Image: shutterstock

基地局「が」かくれんぼ

一般的にキャリアの基地局と言うと、遠目から見ても「あー、アンテナ立ってるわぁ」と自己主張バリバリな巨大な鉄塔をイメージしますけど、そんな基地局の常識が180度変わりそうな発表がありました。

NTTドコモが、国内初となるマンホール型基地局の試作機を開発したことを発表したんです。

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Image: NTTドコモ


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Image: NTTドコモ

こんなん見つけられません…。

性能面で見ると、電波の到達距離は半径90m程度。広範囲をカバーしようとしたら物量作戦が必要になりますが、これなら観光地や景勝地などの周辺にアンテナ設置に適するような場所がなくても、通信環境の改善が期待できるとしています。

マンホール型基地局は、2018年度内の本格運用を目指して北海道・都内・沖縄などで実験を行なうとしています。大きな電波塔を立てられない地域、立てたくない地域も通信が快適になるといいですねぇ。


Image: NTTドコモ, shutterstock
Source: NTTドコモ

(小暮ひさのり)