旅行は常に計画通りに進むとは限りません。色々な要因によって大きな問題になることもあります。中でも一番大きな問題は、計画が変更になると料金が発生するということです。

今回は、お金の節約のためにも、航空券やホテルのキャンセルに関して知っておいた方がいいことをお教えしましょう。

航空券は24時間以内ならキャンセルできる

米国運輸省によると、米国内でフライトの7日以内に予約した航空券は、予約から24時間以内であれば、払戻不可の航空券でも、キャンセルしてキャンセル料や罰金なしで全額払い戻すことができます。また、フライトの変更も罰金なしでできますが、運賃変更手数料を払う可能性はあります。

アメリカン航空はこのルールに則り、支払いまで24時間ある航空券は「取り置き」状態になっているので、注意した方がいいでしょう。取り置きせずに、すぐに航空券代を支払った場合は、24時間以内のキャンセルはできません。

24時間ルール外でも、予約した航空会社によってキャンセル料は様々です。払戻不可の航空券を24時間以上前にキャンセルする場合、航空会社によって金額は違いますが、125米ドルかそれ以上のキャンセル料を払わなければなりません(国際便の航空券のキャンセル料は最高で450米ドルです)。

しかし、キャンセル料や変更料を払わないようにする方法もあります

たとえば、アメリカン航空の場合、常にフライトの変更料を上乗せした料金で航空券を販売しています。また、ほかの航空会社は前もって計画を立てた人には寛大な提案をしています。

アラスカ航空は、出発の60日前であれば無料でフライトをキャンセルできます。

また、サウスウエスト航空のような航空会社は、ほぼいつでも好きな時にキャンセルも変更もできますが、払い戻しではなく、1年以内に別の航空券を予約した時に割引してもらえます。

航空券を予約する前に、各航空会社のポリシーをよく読みましょう。

会社やサービスの約款を確認する

また、24時間以内のキャンセルや変更のルールは、航空会社のWebサイトや電話などから直接予約した航空券にのみ適用される可能性がある、ということは覚えておいてください。

航空券予約サービスなどを利用して航空券を購入するのであれば、会社やサービスによって違う可能性があるので、約款を確認しましょう。

大手航空会社では、このようなキャンセルの面倒なことを考えずに済む、払戻可能な航空券を購入することもできますが、そのような航空券は高額になります。航空券の区間によりますが、数千円〜数万円違うこともあります。

最後に、家族(親等が近い)に不幸があった場合は、航空券のキャンセルと払戻が可能ですが、このような死亡や緊急事態で実際に払戻をしてもらうのは難しいと言われています。航空会社によっても異なりますが、死亡診断書や亡くなったことを証明する書類を要求されることが多いです。

ホテルのキャンセルは最低でも24時間前

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Image: ILO in Asia and the Pacific/Flickr

普通、ホテルは前もって料金を払いませんが、規定通りにキャンセルをしなかった場合は料金が発生することがあります。

ホテルによって違いますが、ほとんどのホテルがチェックイン日の24〜48時間前にキャンセルしなければなりません。72時間前に言わなければならないホテルもあれば、名のあるリゾートホテルでは、7日間以上前に言わなければならないこともあります。

そのホテルの規定より前にキャンセルをしなければ、キャンセル料を払わなければなりません。時には、泊まっていないホテルに1〜2泊分の料金を払わなければならないこともあります。これは痛いです。

ポイントなどでホテルを予約したり、ホテル予約サービスを使って予約した場合は、キャンセル・ポリシーやキャンセル料が大いに変わる可能性があります。ですから、ホテルも予約する前に、常にポリシーを確認するようにしましょう

予約を確定する前にポリシーや約款を読み、キャンセル料が発生する日が近づいたら通知するようスマホのリマインダーやカレンダーに登録しましょう。ホテルに泊まる4〜5日前にもう一度チェックすれば、間違いないでしょう。

しかし、直前にキャンセルしなければならない場合でも、ホテルに状況を説明すればラッキーなことがある可能性もあります。たとえば、フライトがキャンセルされたとか、ひどい病気になってしまったとか、家族が亡くなったというような時は、ホテルのマネージャーがキャンセル料を取らない(もしくは減額する)こともあります。

キャンセル料を取られたとしても、旅行の予定を変更するのであれば、代わりに次回の旅行でそのホテルに泊まらせてもらえないかと交渉するのもありでしょう。キャンセル料を取らずに、単純に予約の日程を変更してくれることもあります。

Image: 4045/Shutterstock.com, ILO in Asia and the Pacific/Flickr

Source: U.S. Department of Transportation, American Airlines, Alaska Airlines, Southwest Airlines

Patrick Allan - Lifehacker US[原文