ほとんどの人は“両手で”靴紐を結ぶ方法を学んだと思います。しかし、この方法なら両手は必要ありません。パラリンピック米国代表選手のMegan Abstenは、レースの前に片手で靴紐を結びます。

Vide: Megan Absten /YouTube

100メートル走と200メートル走でメダルを獲得したAbstenは左腕がありませんが、だからといって一人ですることを何もかもやめたわけではありません。靴紐を結ぶこともしかりです。靴紐を結ぶためのツールはたくさんありますが、Abstenはほとんどの人が誰でも片手で靴紐を結べる、すばらしい方法を見つけ出しました。上の、AbstenのYouTubeチャンネルの動画でも実演していますが、やり方を解説すると以下の通りです。

  1. どちらからでもいいので、通常通り靴紐をクロスさせて真ん中で結びます。
  2. 片方の靴紐を靴底で踏んで固定し、もう片方の靴紐を引っ張ってしっかりと結びます。
  3. 引っ張ったほうの靴紐で“ウサギの耳のように”輪をつくり、輪の根元を親指と人差し指で挟んで押さえます。
  4. 靴底で踏んでいるほうの靴紐をゆるめ、中指でつかみ引っ張りながら、先ほどつくった輪の根元あたりに回しこみます。
  5. 回しこんでできた輪の根元の隙間に、引っ張ってきた靴紐を押し込み、もうひとつの輪をつくります。
  6. 最初につくった輪に中指を通し、次につくった輪に親指を通して、きつく引っ張ります。

これで靴紐が結べました!

片手だけでもしっかりと靴紐が結べたはずです。少し練習をすれば、片手でも数秒で結べるようになります。片手や片腕がない人だけでなく、赤ちゃんを抱っこしていて常に片手がふさがっている人も、片手で靴紐が結べるようになっていると便利です。それに、人前で特技として披露しても楽しいですよ。


Image: Lifehacker US

Source: Megan Absten, YouTube

Patrick Allan - Lifehacker US[原文