不思議と生命の神秘を感じます。
ドローンは空中だけにあらず。世の中には、魚群探知や人命救助もできる水中ドローン「PowerDolphin」や、エイ型水中ドローン「PowerRay」なんて製品もあります。しかしどれもが、操縦者ひとりで1台を操るものなんですよね。
ですがこのたびAquabotix社が発売したUSV(無人水上艇)の「SwarmDiver」なら、ひとりで複数台の操縦が可能なんです。
近くで見るとホーミングミサイル。でも遠くから見ると魚群っぽさが否めません。そして船に向かって集まるSwarmDiverの姿は、ひとつの卵に向かってひた走る子種の競争かのような印象も受けたり?
これは泳ぐだけでなく、海洋調査を目的として潜らせ、水深50mまで行って海底の砂などを採取することも可能。軍事目的なら、偵察部隊として海へ放ち、データを無線で飛ばして情報収集ができます。
これまでは、ここまで小さなUSVはなかったようです。CEOのウィットニー・ミリオン氏は、「業界にとっても我が社にとっても、これが流れを変えることになるだろう」と話しています。
SwarmDiverの重量は1.7kgで全長は75cm。水上でも水中でも操縦が可能でGPSも搭載されています。操縦方法までは明かされていませんが、「ガンガンいこうぜ」や「いろいろやろうぜ」、それに「いのちをだいじに」などのコマンドだったりするとイイですねぇ。