Apple、ノルウェーで修理ショップのサード製パーツ使用の訴訟で敗れる

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  • author 塚本直樹
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Apple、ノルウェーで修理ショップのサード製パーツ使用の訴訟で敗れる
Image: Hattanas/Shutterstock.com

Apple(アップル)だって、すべてが思うようにはいきません。

Appleはノルウェーで、修理業者によるサード製パーツの使用についての訴訟を起こしましたが、どうやら敗訴の結果に終わったようです。

Motherboardによると、Appleは昨年に弁護士を通して、ノルウェーで修理ショップを営むヘンリック・ヒュースベイ(Henrik Huseby)のもとに手紙を送りました。内容は、ショップでのアフターマーケット製のディスプレイの使用を止め、和解金を支払いを要求するというもの。

ノルウェーの関税局は、彼のショップに送られるはずだった63個のiPhone 6やiPhone 6sの交換ディスプレイを押収していました。さらに、この件をAppleに連絡。Appleはこれらのパーツが偽物で、ヒュースベイが勝手に取り寄せたもぼだとしているのです。

そこでヒュースベイは、法廷闘争を決意。弁護士を雇い、法廷で自分の正当性を主張しました。そして今回明らかになったように、最後には勝訴を勝ち取ったんです。なお、Appleは今後も上告して裁判を続ける方向で動いている模様。

サード製パーツの使用については、以前にも「修理する権利」として各国やアメリカで裁判が起きています。また最近でもiOS 11.3にてサード製パーツの使用による謎の機能障害がおきていることもあり、正当かどうかについては今後、はっきりさせたほうがいいのかもしれません。


Image: Hattanas/Shutterstock.com
Source: Motherboard via 9to5Mac

(塚本直樹)