木更津市、意外とテックなんですね。
産経ニュースによりますと、千葉県木更津市は、地域限定で利用できる電子通貨「アクアコイン」の導入を計画しているようです。計画は木更津市、君津信用組合、木更津商工会議所の3者が連携してスタート。利便性が高い地域電子通貨を導入することで、地域の消費活性化を狙うとのこと。
利用イメージとしては、以下のようになるみたいです。
アクアコインは2次元コードを使って手軽に導入できる、現金受取やお釣りの準備が減る、コイン入金や現金化が速い、手数料が1.8%と比較的安めといった店舗側への導入の手軽さが魅力。また、市や地元の店舗、信用金庫が主体となって行なっているため、お金の地産地消になるってのもメリットですね。
しかし、利用者の立場から見ると、キャッシュレス化を進める層は、すでにおサイフケータイとか、ApplePayとか、何かしらのスマホでの支払手段を利用していると思うんですよね。だったら、わざわざ独自通貨を購入する手間が増えるだけなので、広く使われていて、汎用性があって、タッチするだけでOKなSuicaあたりに対応してくれればそれででいいんじゃ?なんて思っちゃったのは…だめ?
決済の手順もちょっと手間。YouTubeにて決済方法ガイダンスらしき動画を発見したのですが、モバイルSuicaの簡単さに慣れてしまっていると、面倒に感じてしまいます。
しかし、そこに何か+αの付加価値が加われば話は変わってきますけどね。具体的には利用者にも旨味がほしい!
木更津市としては将来的にはボランティア参加などで利用者にポイントを提供するというプランもあるみたいなんですけど、もっとほら、こう…日常的な行動におトク度が直結するやつ。
たとえばアクアラインを通ったり、周辺店舗でお買い物するとアクアコインが貯まる…とかね。地域の人だけじゃなくて、観光客にもアクアコインを使うメリットが生まれますし、お金の地産地消にも繋がるんじゃないかなぁって。もちろん、将来的にはそういったプランも構想にあるのかもしれませんけどね。
このアクアコインの本格稼働は今秋を予定。提供者・利用者共にWIN-WINになるようなサービスになることを祈っています。
Image: Sakarin Sawasdinaka/Shutterstock.com
Source: 君津信用組合 via 産経ニュース, YouTube
(小暮ひさのり)