私はこれまでに何度となく、瞑想をはじめては雑念に負け、半年後に再挑戦するということを繰り返してきました。そんな私にとって、RedditでのSubductionさんの投稿は、非常に心に響くものでした。

私に言わせれば、「瞑想すると心が脱線してしまい、諦めてしまいます」という発言は、「トレーニングすると心拍数が増えて息が上がるので、諦めてしまいます」と同義です。

10分間瞑想のアドバイス:1週目・ただ座って心の声に耳を傾ける

瞑想をはじめると、数秒しか心をクリアにできず、悪く感じてしまうかもしれません。でも、Redditの「best-of」セクションに選ばれた投稿において、Subductionさんはその感覚を和らげる方法を提示しています。その方法とは、最初の週は、心をクリアにしようと思わないこと。ただ座って、心の声に耳を傾けてください。

心を導こうと思わないこと。心の声に特別な注意を払わないこと。後々のために覚えておこうと思わないこと。ただ座って、耳を傾けるだけでいいのです。

アラームが鳴ったら、普段通りに日常を送ってください。できるだけ、瞑想中に耳にしたことを処理しようとしないで。考えてはいけません。10分のセッションを終えたら、あとは粛々と日常を送るのみです。

10分間瞑想のアドバイス:2週目・自分の呼吸に集中する

Subductionさんは、2週目には自分の呼吸やマントラに集中し始めることを勧めています。あるいは、1から3まで数えることを繰り返すといいでしょう。すぐに集中力が切れてしまっても問題ありません。それが普通なのですから。

Subductionさんの投稿には数々のアドバイスやストーリーが付いていて、とても有益なスレッドになっています。たとえばMoremoistplzさんは、Erik Walker Wikstromさんの『Simply Pray』を引用してコメントしています。

瞑想とは、雑念が生じ、その雑念に気づき、その雑念を振り払って瞑想に戻るという3つのパートに分けられます。静寂の瞬間は瞑想の副産物であり、その本質ではないのです。

つまり、常に雑念が降りかかるのは、瞑想がうまくできている証拠。何も変える必要はありません。

image:Neil Gaudet

Nick Douglas - Lifehacker US[原文