衣服やバッグに発電機能を後付けできるかも。
何を言っているかわからないかもしれませんが、そんなワケワカランことが現実にできそうな時代になりそうですよ。理化学研究所や東レ株式会社、科学技術振興機構らは耐熱性・高効率を備えた超薄型有機太陽電池を新開発したことを発表しました。
これまでも薄型の太陽電池はありましたが、このモジュール最大のポイントは1,000分の3mmという極薄であり、優れた耐熱性でホットメルト手法が利用できる点。要するにアイロンで衣服にぺったんと貼り付けられる太陽電池なんんです。
新しい半導体ポリマーを開発することで、柔軟で極薄、耐熱性を備えながらエネルギー変換効率の高い有機太陽電池を実現。最大エネルギー変換効率10%を達成しながら、100℃の加熱でも素子劣化を無視できるほどの高い耐熱性を持っているとのこと。
動画を見ても、アイロンを当てる前と当てた後で、電流の値は変わっていません。大気環境中で80日保管後の性能劣化も20%以下に抑えられているようですよ。
とにかく汎用性が高そうなこの研究。今後開発が進めば、衣服やシートからウェアラブルデバイスやスマートテキスタイル製品の電源を供給できたり、Tシャツでスマホを充電できるような時代がやってくるかもしれませんね。
あと何年くらいでUNIQLOやしまむらで「発電機能付き!」がトレンドになるのか? 非常に楽しみです。「ちょっと電源貸して」と友人の服にUSBコネクタを挿す時代、来ますかね?