ギズモード・ジャパンより転載

効果音ごっこが楽しい……!

ウェアラブルなモーション楽器ガジェット「SoundMoovz」が、今年2月から日本国内でも取り扱い始めました。フィジカルの動きと音を連動させるガジェットって、なんだか最近増えてきたような気がしますね。VR音ゲーとか。腕時計にも似たルックスの「SoundMoovz」、これが一体どんな音楽体験をもたらしてくれるのか。実際に触ってみましたが、予想していた以上に自分も周りの人も「おぉ!?」となりましたよ。

180327soundmoovz_02(1)
Photo: GENE TV

製品全体はシリコンで覆われており、2個セットで付いてきます。カラーはブラック、ネイビー、パープル、ピンクの4色展開。本体の横にあるスイッチをスライドさせると電源がオンになるので、「SoundMoovz」アプリを使ってスマホやタブレットとペアリングします。

180327soundmoovz_03(1)
Photo: GENE TV

装着するとこんな感じ。バンドはかなり伸縮するので、腕を動かした時にズレないようキツめに留めておきましょう。手触りもスベっとしていて心地良し。

180327soundmoovz_04(1)
Image: SoundMoovz アプリ / ヤマダユウス型

アプリ側でも2つともペアリングできていますね。「SoundMoovz」は動きを検知して音が鳴る楽器で、アプリを使ってどんな音を鳴らすかが設定可能。腕に付けた「SoundMoovz」がトリガーで、アプリで音色をチョイスするサンプラーというイメージです。これも一種のIoTですな。音色を選んだら、あとは好きに体を動かしてドンチャカドンカマと音を楽しめばOK。とはいえもうちょっとリズミカルに鳴らせた方がカッコいいということで、アプリ内には音ゲー的なチュートリアルも用意されています。やってみるとこんな感じです。

Video: GENE TV / YouTube

ドンチャカ鳴ってるでしょう? これ、けっこう体感的にズレのないタイミングで鳴ってくれるんですよ。どれくらい動かしたら鳴るかという感度設定もデバイスごとに可能です。

180327soundmoovz_05(1)
Image: SoundMoovz アプリ / ヤマダユウス型

さらに音だけでなく、アプリ内で再生している音源に対してエフェクト(フィルターとボリューム)をかけるモードも用意されています。曲を再生中に感度設定の下にあるエフェクトをタップすると変更できまして、やってみるとこんな感じ。

Video: GENE TV / YouTube

いやー、これ楽しい。これは楽しい。エフェクトは1つのデバイスにしか設定できないんですが、もう片方のデバイスでクラップやキック、スネアなどを鳴らせば、動画みたいにゴキゲンなプレイが簡単に楽しめます。DJアプリと連携できるようになったら絶対楽しい。

180327soundmoovz_06(2)
Image: SoundMoovz アプリ / ヤマダユウス型

その他の機能としては、SoundShare上にアップロードされている音源をダウンロードしたり、自分で音を新規に録音したりできます。声を録音してアサインすれば、デバイスを動かすたびに声がするという、おもしろい状況も作れますね。ちなみにこの「SoundMoovz」は2つ以上のペアリングにも対応しており、一人で足首と手首に付けて楽しむことも可能。公式サイトを見てみると、複数人でのプレイも想定されているようです。

180327soundmoovz_07(1)
Photo: GENE TV

なのでこうして足首につけて、ロボットの「ガショーン」みたいなSEをアサインしておくと……。

Video: GENE TV / YouTube

こんな風に、歩くたびに「ガショーン」と鳴る自前サウンドエフェクトごっこも楽しめるワケです。他にもパンチするたびに「ポヨ〜ン」と鳴るようにしたりと、効果音遊びはアニメや漫画の気分になれてすごく楽しいですね。公式的にはダンスしながら音と楽しむみたいな魅せ方をしてるっぽいですけど、これダンス中にタイミングよく音を出すのは相当難しいというか、ダンス畑じゃない人にその使い方はイメージしづらいというか。エフェクト的に使うならダンス素人にも楽しめるので、そっちで楽しむ方がベターかなと感じました。

180327soundmoovz_08(1)
Photo: GENE TV

レイテンシーもほとんど無いし、音源も豊富。そしてプロダクトとしてもコンパクトにまとまっています。「SoundMoovz」で、カラダと音を融合してみよう!

なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性もありますので、販売ページでご確認ください。

Photo: GENE TV

Source: SoundMoovz, Amazon.co.jp, YouTube (1, 2, 3)