ロサンゼルス国際空港が、スマートトイレ「Tooshlights」のテスト導入を発表。このトイレ、どこがどうスマートなのかというと、どの個室が空いているのか一目でわかるライトが設置されているんです。個室前の天井に取り付けられたライトが青なら空、赤なら誰か入っている。ノック不要、ドアガチャガチャ不要、誰が見ても一目瞭然です。
Tooshlightsの創設者のAllen Klevens氏は、ネタ元Mashableの取材にこう回答。
誰でも絶対どちらかの立場になったことがあるはずです。用を足している時にドアをガチャガチャされて居心地の悪い思いをした。または、トイレの列に並んでいる時、いくつか空いているらしトイレがあるのに、列の前の人がそれに気づいてなくてヤキモキすることがあったんです。
この居心地の悪さやヤキモキを解消するのが、Tooshlightsというわけ。
ライトの点灯はドアの鍵と連動していますが、Mashableは、スマートロックのデータはトイレの空き状況以外にも利用価値があると解説。データがたまれば、どこのトイレがどの時間帯に混むのかがわかってきます。利用データから、効率的な清掃時間を組むこともできるでしょう、増設の計画も立てやすいでしょう。はたまた、緊急時はトイレに取り残された人がいないかもこれで確認できます。
国際空港という、不特定多数でさまざまな言語圏、文化圏の人が使うトイレだけに、気まずい瞬間を減らすプロジェクトは、空港全体に影響する何か大きな成果をあげるかもしれません。テスト導入の結果に期待。
Image: Tooshlights
Source: Mashable, YouTube, Tooshlights
(そうこ)