2015年2月21日の記事を再掲載しています。

新たな分野を勉強している時、それを本当に理解するためにどれだけの時間がかかるのだろうと考えると途方にくれてしまいます。

しかし、今回ご紹介する学習法は、集中力を継続させ短い勉強時間で多くの知識を身につけるのに役立ちます。

より短時間でより賢く

Video: PierceCollegeDist11 via YouTube

上の動画で特集されている講義「勉強はより短時間でより賢く」は、Pierce Collegeの心理学教授であるMarty Lobdell博士によるものです。この中でLobdell博士は、あの辛い詰め込み学習に2度と挑まなくても済むよう、学習における最大の秘訣のいくつかを視聴者と共有してくれています。

動画そのものはかなり古いものですし、すでに見たことがある人もいるでしょうが、学生であればこの動画は見ておくべきでしょう。講義は約1時間で、最後まで通して見るべきですが、もっとも大事な秘訣をこちらにいくつか挙げておきましょう。

・時間を分割して勉強する:

情報を習得する能力は開始から25~30分程度で減少し始めます。ですから、全体を複数回に分け、1度の勉強時間を短くしましょう。また休憩時間は勉強の報酬として好きなことをして過ごしましょう。

・専用の勉強場所を確保する:

勉強以外のことは一切しない場所で勉強しましょう。ベッドやゲームをする場所(たとえそれがパソコンであっても)、あるいはテレビの前で勉強するのはやめましょう。

・認識することと記憶することとの違いを知る:

認識の場合、物事を思い出すのにきっかけが必要です。そしてテストにおいてそのきっかけを得られるとは限りません。ですから記憶することに焦点をおいた学習を積極的に取り入れましょう。自分でテストをし、ただ蛍光ペンを引いた部分を眺めるだけの勉強にならないようにしましょう。

・役立つノートをとる:

自分に適したノートのとり方を見つけましょう。授業が終わった後、それをさらに掘り下げ、記憶と理解を深めましょう。

・学んだことを人に教えられるようにする:

人に教えることができるということは、その内容をしっかりと理解できているということです。

・教科書を効果的に読む:

効果的に情報を取り込むため、SQ3R学習法、つまり概観(survey)、設問(question)、読む(read)、復唱(recite)、復習(review)を実施しましょう。読むだけでは身につきません。

最後に、学習したことすべてを2つのカテゴリー、つまり事実と概念に分けましょう。事実というのは忘れてしまうこともあり、学習するには記憶力を助ける工夫が必要となるでしょう。

一方、概念は全体像をまとめておくための接着剤の役割を果たします。つまり学習する上でもっとも重要となる部分です。概念とは、そもそもそれを勉強する理由であり、一旦理解すると忘れることはありません。

本当は3分の1の時間で学習できるのに何時間も無駄に過ごすのはやめて、賢く勉強しましょう。

Image: Jacob Lund/Shutterstock.com

Source: YouTube

LIfehacker US - Patrick Allan[原文