IKEAがBluetoothスピーカーをつくると、ミニマルなデザインで収納家具にフィットする

IKEAがBluetoothスピーカー「ENEBY」を米国と英国で発売した。いかにも北欧らしいミニマルなデザインで、IKEAの収納家具にぴったり収まるようにつくられている。
IKEAがBluetoothスピーカーをつくると、ミニマルなデザインで収納家具にフィットする
PHOTOGRAPH COURTESY OF IKEA

イケア(IKEA)が展開するホームガジェットのラインナップに、大小2種類のBluetoothスピーカーENEBY」が加わった。スタンドかウォールブラケットに取り付けることができ、イケアの収納システムにもぴったり収まる。ホワイトとグレー、ブラックが用意される。

小さいモデルはサイズが20cm×20cmで、価格は45ポンド(約6,800円)。大きいほうは30cm×30cmで、価格は80ポンド(約12,000円)だ。

続々とリリースされる他社製のBluetoothスピーカーとENEBYが異なる点は、家中のいたるところにあるIKEAの家具にぴったりフィットすること。大小どちらのサイズも、イケアの収納システム「KALLAX(カラックス)」や「EKET(エーケト)」に、きちんと収まる。

別売りのバッテリーパックを使用すれば、屋外でも使える。小型モデルなら8~10時間の再生が可能だ。このサイズにはキャリーハンドルがついているので、持ち運びも簡単。別売りのスタンドは角度調節可能で、価格は15ポンド(約2.300円)となっている。

オーディオ機器のラインナップを強化

ENEBYは、いかにもIKEAらしいミニマルなデザインだ。フロント部分にあるノブで電源をオン/オフし、低音/高音を調節する。Bluetoothに対応していないデヴァイスには、3.5mmのステレオケーブルを使って接続できる。見た目の雰囲気を変えたければ、メッシュのフロントパネルを取り外すこともできる。

ほかにもイケアは、ワイヤレスLED電球やスマート照明キット、一体型ワイヤレス充電器など、スマート系ホームウェアをすでにいくつかリリースしている。2015年に発表されたスマホ用のワイヤレス充電器[日本語版記事]は、イケアのランプやテーブルにも組み込まれており、ごちゃごちゃしがちなデヴァイスの充電まわりがすっきりする。

イケアはまた、新しいオーディオ機器のプロジェクトとして、クリエイティヴ集団の「Teenage Engineering」ともコラボしている。2017年6月に発表され、2019年はじめのリリースが決定しているこのプロジェクトでは、ターンテーブルやパーティー用の照明などがラインナップする予定だ。


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TEXT BY JAMES TEMPERTON

TRANSLATION BY HIROKI SAKAMOTO/GALILEO