コインチェックの前期、営業利益537億円
マネックスグループは26日午前、16日付で傘下に収めた仮想通貨交換会社コインチェック(東京・渋谷)の2018年3月期業績(概算)を発表した。売却収入から売却原価を控除した純額にあたる売上高は626億円、これに対し営業利益は537億円だった。売上高営業利益率は86%に達し、高収益モデルが浮き彫りになった。
コインチェックはビットコインなど13の仮想通貨を取り扱っている。自ら仕入れて顧客に渡す際に上乗せするスプレッドと呼ばれる手数料が収益源だ。1月に流出した仮想通貨NEM(ネム)を個人投資家に補償したことで、473億円の特別損失を前期に計上し、純利益は63億円だった。