そう、8とかの数字がなくなるって話ね。
iPhoneといえば、毎年新モデルが登場するたびに名前の数字が増えるのが恒例(一応、sの代とか、iPhone X “テン”という例外もありますが)。そんな中、海外アナリストは今年の新型iPhoneの名称がシンプルになると報告しています。
前提として、今年のiPhoneは有機ELディスプレイを搭載したモデルが2つ、液晶ディスプレイを搭載したモデルが1つ登場すると言われています。
グッゲンハイム財団アナリストのRoberto Cifra氏の予想よると、新型iPhoneでは液晶ディスプレイを搭載したモデルのほうがナンバーなしの「iPhone」と名付けられるそうです。いっぽう有機ELディスプレイを搭載したハイエンドモデルでは「iPhone X」の名前が引き続き利用されるとのこと。むむむ、これはちょっとわかりにくいような?
Appleがモデルナンバーなしの製品を投入するのは、iPadで同様の例があります。「iPad」の後に「iPad 2」が登場し、その後は「iPad」へ…。カッコつきで第n世代という表記はあるものの、現在もただの「iPad」と呼ばれています。ナンバリングをつけない名前はいかにもAppleらしいアプローチですけど、Appleファン以外には区別がつきにくい問題もあるといえばあるでしょう。
僕の予想としては、モデルナンバーなしの「iPhone」の投入はありうると思います。現在Appleはモデルナンバーなしの「iPad」を販売しており、こちらは廉価かつスタンダードな製品として好評。いっぽう新型iPhoneのうちの液晶ディスプレイを搭載したモデルも廉価な売れ筋モデルになると予測されているので、モデル名の規則を整えるのではないかと思います。
しかし、有機ELのハイエンドモデルが「iPhone X」で販売され続けると、やはり消費者にとっては区別がつきにくいという問題が発生するでしょう。こちらは、「iPhone XI」「iPhone XII」とモデルナンバーの数を増やしていくと思うのですが…はたしてどうなることやら?
Image: WZ Li/Shutterstock.com
Source: AppleInsider
(塚本直樹)