Facebookの新プロモーション動画に、なーんかモヤモヤする

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Facebookの新プロモーション動画に、なーんかモヤモヤする

うーん。気持ちはわかるんだけど、スッキリしない。

Cambridge Analyticaスキャンダル発生から、今、大きく変わろうとしているFacebook。サイトポリシーも変更し、個人のデータ管理をより透明化。そして先日、Facebookが新たなスタートを感じさせる動画広告を公開しました。タイトルは「Facebook Here Together(Facebook、ここで、一緒に)」。

動画の内容は、かつてのFacebookを取り戻そうというもの。友達と家族と繋がり、いろいろなことを共有する場所だったFacebook。それがいつのまにか、フェイクニュースやデータの不正使用によって変わってしまった。今後、プライバシーとデータセキュリティにより配慮し、Facebookの本来の姿を取り戻そう。これが、動画のメッセージ。その通りです、素晴らしい。ただ、人によってはちょっと引っかかったとこありませんか? なんとなーくモヤモヤしたところありませんか?

Facebookが変わってしまったというくだりのナレーションは「Something happened.(何かが起きた)」です。これに少々モヤっと。何かってなんですか? SNSにどっぶり使ってしまった現代の姿ですか? 流行りに乗じる詐欺師ですか? 広告収入をあげることに注力してしまったプラットフォームの仕組みですか? それとも、データの流用を徹底管理しなかった企業の姿勢ですか? まさに、「何か」という言葉でぼんやりとしか表現できないものがFacebookの本来の姿を邪魔しているのでしょう。

でも、このぼんやりとした表現の中には、明らかに運営側の判断ミスも含まれています。それを思うと、「何か」という言葉でまとめてしまうのは、なんかモヤモヤしませんかね。

今は、ただ、このモヤモヤが、スッキリ晴れるようなこれからのFacebookを期待するばかりですけれど。


Image: YouTube

Hudson Hongo - Gizmodo US[原文
(そうこ)