アイ・アム・グルート。
前に紹介したハルクの胸像は、映画のデザイン・スタジオに勤めるプロの作品でした。ところが、趣味で粘土彫刻を作るアマチュアも負けてはいません。
ということで、今回の作者は嘘みたいに経験の浅いニコラス・ブラウンさん。映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場するグルートの胸像の制作風景様子をどうぞ。
驚くなかれ。ブラウンさんがこの粘土彫刻を始めたのは2017年のこと。しかも独学で学んだというから、耳を疑いたくなってしまいます。彼は人類学、認知科学の学位を習得しているだけでなく、現在は行動科学でも学位を取ろうとしており、アートとは関係ない人なんです。でも作業の感じはプロそのもの。
グルートは木のテキスチャーが人間の皮膚みたいに細かいのですが、粗いブラシでなぞってからさらに手作業で溝を刻んでいくんですね。
造形だけでなく、塗装はまた別の技術を要します。エアブラシと筆を駆使して薄塗りを重ね、最後にコケや枯れ枝で装飾して見事完成。これまでの作品中、最短で作ったものの7日間かかったそうです。
もしかしたら次もまたマーベル映画から胸像を作るかも?とのことなので、楽しみにしておきたいですね。
Image: YouTube
Source: YouTube via The Awesomer via LoreCraft
Andrew Liszewski - Gizmodo io9[原文]
(岡本玄介)