YouTubeでチャンネル登録者をそこそこ抱えている方は、危険にさらされているかもしれません。4月10日、ハッカー集団が一部のチャンネルを乗っ取り、同サイトで人気の高い動画を相次いで改ざんしたのです。

「次は自分かも…」と心配になった方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、利用者なら知っておくべき、手遅れになる前にYouTubeアカウントのセキュリティを強化する方法をいくつかご紹介しましょう。

YouTubeアカウントのセキュリティを強化する方法

1.2段階認証プロセスを設定する

最初にやるべきことは「2段階認証プロセス」の設定です(もし、まだ設定していない場合は)。この設定をしておけば、もし誰かがあなたのパスワードの解読に成功しても、スマホ本体に触れられなければ、アカウントに侵入できません。それから、もしあなた自身がロックアウトされても、YouTube/Googleアカウントへのアクセス権を回復できるように、再設定用の電話番号も設定しておくべきです。

2.パスワードを強化する

パスワードの強化も重要です。パスワードには、数字、記号、大文字と小文字のアルファベットを組み合わせたものや、十分な長さのパスフレーズを使いましょう。複数のアカウントに同じパスワードを使い回してはいけません(似ているものもダメです)。理想を言えば、大事をとって数カ月ごとにパスワードを変更したり、できる限り安全性を高めるために性能の優れたパスワードマネージャを購入したりすべきでしょう。

3.共有者の退職タイミングでアクセス権やパスワードの再設定を

何人かでYouTubeページへのアクセスを共有している場合は、会社やグループを離れる人のアクセス許可を取り消しましょう。昔ながらのやり方で1つのパスワードを共有している場合も、誰かが抜けたときには、そのパスワードを変更しましょう。

4.フィッシングメールを見逃さない

アカウントを保護するには、ちょっとした常識も要求されるかもしれません。Googleを装って、あなたのアカウント情報を手に入れようとするフィッシングメールに目を光らせましょう。ランダムなログインページに飛ばされたときは、URLをチェックして、それが偽のページではないか確認しましょう。ほとんどの場合、2段階認証がこのようなタイプの詐欺からあなたを守ってくれます。

とはいえ、自分自身で被害を避ける努力をするに越したことはありません。自分のYouTubeアカウントが安全な状態か心配な方のために、Googleが重要なベストプラクティスを網羅したセキュリティチェックリストを用意してくれています。また、同社の「セキュリティ診断」を見れば、自分が当たり前のことを忘れていないか、無防備な状態になっていないかを確認できます。

Jacob Kleinman - Lifehacker US[原文

Image: Flickr/Rego Korosi