自動車がまるで電車のように?
電車は走行中も給電されますが、自動車となると一般的にガソリンや電力を消費するのみですよね。オルタネーターで充電(回生)するといってもたかが知れています。
ですがストックホルム・アーランダ空港から倉庫エリアまでの、およそ2kmほどの道のりには、走行中の自動車を充電してくれる道路が誕生しました。アスファルトの真ん中にレールが埋め込まれていて、クルマは走行中にアームを降ろして充電できるのです。
このシステムを利用すると、二酸化炭素の排出が最大で90%も節減できるのだそうです。設置には1kmにつき、およそ1億3200万円がかかりますが、それでも都市部に路面電車用のレールを敷くより50倍も安いとのこと。
いずれはスウェーデン全土にこのレールを敷き詰め、2030年までに化石燃料の利用を70%に抑えるのが政府の計画なんですって。なんとなく自動車模型のスロットレーシングみたいな感じですが、ソレとは違うのがチョイ残念。
お金よりも地球の環境を優先するスウェーデン、進んでいますよねぇ。でもそのうち、路上でスマートフォンの充電とかして、クルマに踏み潰されて泣きを見る輩とか出てくるのかなー……なんて?
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Source: YouTube via Fresh Gadgets
(岡本玄介)