著名CPU設計者のJim Keller氏、Teslaを退社しIntelへ 31
ストーリー by hylom
渡り鳥 部門より
渡り鳥 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
DECのAlphaプロセッサ、AMDのK7、K8、AppleのA4/A5の開発に携わり、近年はAMDのRyzenを成功させ たCPU設計者のJim Keller氏がIntelに入社した(Intelの発表)。氏はAMD退社後に電気自動車メーカーであるTesla Motorsに入社していた。
IntelはRadeonの首席設計者であったRaja Koduri氏も引き抜いており、元AMDの著名アーキテクトが続いて入社している。Jim Keller氏が将来のCoreプロセッサを担当するのか、それともTelsaの経験を生かして車載関連やAI関連を担当するのかはわからないが、今後、Intelから出るプロセッサなりSoCには期待ができるかもしれない。
Teslaの中はいかに (スコア:4, 興味深い)
AppleでSwift言語を開発したChris Lattnerも、Apple退社してTesla入社した後6ヶ月で退社し、いまはGoogleなんだよなぁ。
Teslaはエンジニアにとっては居心地の良い場所ではないということなのだろうか。
Re:Teslaの中はいかに (スコア:4, 参考になる)
完全自動運転化急ぐテスラ、エンジニアの離反相次ぐ
http://jp.wsj.com/articles/SB10159573888762483534004583359661640402352 [wsj.com]
Re:Teslaの中はいかに (スコア:2)
泥臭い現実はやっぱりめんどくさいことを知った、とか?
夢に乗ってみたものの、実はまだまだ実現に程遠いことを実感した、とか?
自分なら実現できると自信があったものの、とてもムリだと理解した、とか?
Re: (スコア:0)
テスラやスペースXはやりがい搾取のブラック企業呼ばわりされているが、ジム・ケラーにとってどうだったかはわからない
Re: (スコア:0)
アメリカの開発者は会社というよりプロジェクトを選んでいる印象がある。
Teslaで興味のあったプロジェクトが終わった、とかかな。
Re:Teslaの中はいかに (スコア:2)
まさか「サーキット違いでした(笑)」というオチとか。
Re: (スコア:0)
ジム作業に飽きたのでは
Re: (スコア:0)
あちらはコンピュータ関連に限らずプロジェクト/ミッション単位で仕事を捉えるが普通なんじゃないかな
Re: (スコア:0)
競合他社にすぐさま転職すると角が立つからTeslaをクッションにしてるだけじゃない?
Re: (スコア:0)
新しいことを思いついて
飛び込んで
実用化のめどが立ったら、世の中に出る前に興味を失い辞める
を繰り返しているのでは?と予想。
マイクロアーキは担当しない? (スコア:1)
Intel のアナウンスに担当領域として「system-on-chip (SoC) development and integration」が書かれてるから、
CPUマイクロアーキテクチャの開発には関与しないかも。
いま、これまでなら外部GPUとして繋いでた規模のHBMつきGPUとか、FPGAとかを同一パッケージ統合する流れがあるから、それ関係?
Jim Keller謹製のIntelマイクロアーキテクチャを見てみたい気はしてるので、ちょっと残念かなあ。
Re: (スコア:0)
> Jim Keller謹製のIntelマイクロアーキテクチャを見てみたい気はしてるので、ちょっと残念かなあ。
インテルが特許を抑えていてRyzenでは使えなかった手とか絶対あるしね。
Re: (スコア:0)
Arria10 SoCの後継の設計でも担うんじゃない
コンペさんは7nmでキリ、って状態だし
Re: (スコア:0)
そもそもJim KellerはCPUのマイクロアーキテクチャを開発したことは無いんじゃないの?
今のインテルの課題は (スコア:0)
CPUのアーキテクチャではなく、いかにして製造プロセスの微細化を進めるか、だと思うんだけど。
それよりも元AMDのエンジニアの移籍の話題で盛り上がってるって事は、
当のインテル自身が微細化にはサジを投げてて、プロセスの微細化に頼らない製品開発のノウハウを元AMDのエンジニアから得ようとしていることなのかな?
Re:今のインテルの課題は (スコア:1)
SandyBridgeから継続している基本アーキテクチャも8年目だし、そろそろ刷新が必要でない。
それ以上に、マイクロプロセッサーの始祖であるIntelには投機実行に起因するSpecter脆弱性を根本的に解決する使命感があるのかも知れない。それはそれで面白そうだ。
10nmの遅滞は仕方が無い。IntelもTSMCもGFもSamsungも定期的にプロセスの開発でトラブってる。
Re: (スコア:0)
ASMLほぼ一社独占の露光装置の問題だからどうしようもないんだよね。
Re: (スコア:0)
大手のメーカーはみんなASMLと組んでるから完全に煮詰まってるんだよね
最先端のプロセスへの投資に耐えられる半導体メーカーは数えるほどで成熟化が進んだ退屈な業界になってしまった
(2ndグループの方が面白そう)
Re: (スコア:0)
そこで東京エレクトロンを…
Re: (スコア:0)
TELは露光装置なんか作ってないよ
Nikonが死んだら、先端の露光機はASML一択になる
Re: (スコア:0)
ニコンの半導体露光装置部門は1年以上前に大幅な人員削減をやっているよ
EUVの露光波長なんか15nmを切っていてもう少しでX線の領域に入るから
Nikonお得意のガラスのレンズはもう出番がないし
(そもそも空気すら邪魔だから真空中で露光するような代物だし)
Re: (スコア:0)
当然Intelも次の基本アーキテクチャ候補開発は既にやっているだろう。
だから次の次では?
Re: (スコア:0)
そもそも、製品ちゃんと出て継続供給してくれるかが……
Re: (スコア:0)
なんで両方やるって選択肢がないの?
Re: (スコア:0)
一応CPUの設計の方も大刷新を企てているそうです。
まあモノが出てくるのは五年くらい先?
Re: (スコア:0)
今日の(アウトオブオーダー)プロセッサは煮詰まっており、今日のプログラムを走らせるには速度面でもシリコン面でも電力面でも「バランス良く」非常に効率が高く伸びしろは少ない
さらなる高速化/効率化のアイデアは論文レベルでは多いが、効率や速度が犠牲になったりISAを大幅に変える必要があったりと当面の実用性は低い
Pentium4やBulldozerのようなちょっとでも尖ったことをしようとすると失敗する
POWER6は高性能プロセッサには珍しいインオーダーだったが、POWER7からOoOに戻した
nVidiaのDenverコアのバイナリトランスレーションは面白みがあるが、Tegra X1では不採用となりX2で採用される
Re: (スコア:0)
10nmプロセスは2019年製品出荷だそうですが、その先は全く情報がありません。
微細化より材料変更でクロックや消費電力当たりの性能を上げる方向のようですけど。
その代わり、ハイエンドではCPUとHBM2なメインメモリとOptaneで使ってる不揮発メモリを一つのパッケージに入れたプロセッサーモジュールが控えてます。
それに対して何が必要になってくるのかというのは、机上検討は出来ても実際出来上がってみないとわからない所もたくさんありますから
そのときに対応できる人を確保したのかなという気がします。
Re: (スコア:0)
HBMがメインメモリってだけでは弱そうだな。
AMDあたりも普通にそういうチップ作ってきそうだ。
Optaneがどの程度性能向上に貢献するかはわからんが。
Re: (スコア:0)
なのでフラッシュより読み書きが速くて遅延の低い不揮発メモリーも一緒に載せるんです。
公式発表はありませんが、現時点ではOptaneは相変化メモリの進化版という見方が主流です。
具体的に何やってるのかまではわからないのですが。
Re: (スコア:0)
囲い込みでしょ。AMDに復職されるよりは自社で適当な仕事を与えておいた方がいいってことで。
Re: (スコア:0)
サムソンに行ったあの人も囲い込んであげてください。