失われてしまったカセットテープの「オートリバース」 208
ストーリー by headless
反転 部門より
反転 部門より
hylom 曰く、
オーディオカセットテープを利用可能なカセットデッキやラジカセといった製品は現在も新製品が登場しているが、かつて多くの製品に搭載されていた「オートリバース」機構は「失われた技術」のようになっているそうだ(BCN RETAILの記事)。
オートリバース機構に必要な部材や製造サービスを提供できるサプライヤーがなくなってしまったのが原因だという。もちろんメーカーが独自に技術開発を行えば実現はできるだろうが、そのコストを回収できる見込みもないというのが現実なのだろう。
オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
あれって、当時は60分テープで2時間の番組を録音するとかの需要がメインだったと思うんだけど、今の懐古主義的なテープ需要で必要な機能ではないよね。
無理に再現しても、テープが絡まるとかのトラブルの元にもなったりするし、失われたのではなくて、必要ではなくなっただけなのではないかな。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:2)
え、ギャップがあるから、録音が途切れない?
イージーリスニングで、ひっくり返す手間省けただけと思ったけど。
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
録音でオートリバースを使えるのは、珍しいかもしらない。
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:2)
割と知らない時代だったり。
なんともアナログ。
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
逆転の発想ですね
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
オートリバースのダブルデッキで、2台を連続して録音できるものがありましたね。
60分テープ2本で2時間。
ダブルデッキって、テープからテープへのダビングができるのが売りでしたけど、
今はもう、そんな必要ないですからね。
音楽なら、好きな曲を全部入れておいてプレイリスト作ればいいし、
自分たちで録音再生するのならレコーダーで何十時間でも録れて、
PCで必要な部分を切り張りすればいい。
不要になったものですけど技術ですから、
ノウハウも含めてみんな無償で公開しろっていうのは、作っていた人たちには失礼だと
私はおもいますけれど。
Re:80年代のソニーのカタログ(オフトピ:-1) (スコア:1)
松本典子?
https://www.youtube.com/watch?v=okJ7QfXEyTk [youtube.com]
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
2時間連続で録音したい場合は、ビデオテープに録音していたぞ。
多少音が悪くていいなら3倍モードで6時間録音とかできたな。
よく「読めない」といわれるLiberdade
Re: (スコア:0)
>60分テープで2時間の番組を録音する
もう少し調べようよ。
Re: (スコア:0)
調べないと出てこないところにギャップを感じるおっさんであった。
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
それ、会議録音など音声録音用のデッキでしょ。
一般的な音楽用カセットデッキにはそんな機能必要ないので付いていなかったから、知っている人は少ないと思う。
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
元コメのどこにもダブルデッキなんて書いてませんし、どう読んでもダブルデッキでの話とは読めません。
ダブルデッキが出てくるのは元コメから派生した別の枝のコメントで、
全然別の話ですね。
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
#もはや歌じゃなく魔法の呪文w
Re:オートリバースって、今のテープ需要で必要? (スコア:1)
8mmビデオのPCM音声は32kHz 8bit なので、言うほど高音質じゃない罠。
初期規格のデジタルなPCM音声よりも、後発なアナログなAFM音声の方が主流になっちゃったし。
#8mmビデオは、ヘリカルスキャンな磁気記録トラックの1ラインのうち前5/6を映像記録、後1/6をPCM音声記録に使う方式なので、映像記録を止めて音声onlyにすれば6倍の音声録音ができる(という使い型も規格に盛り込まれている)んだけど、端っこに音声記録する都合上、「映像記録中は音声をメモリに取り込んで、その後で音声を圧縮記録」「映像再生中は、前のトラックで読み込んだ音声を展開再生」ってシステムなので、原理的に音ズレが発生してしまうのが難点。編集してるとどんどん音ズレが蓄積しちゃうし…
懐古主義に従えば (スコア:1)
そもそもオートリバースがそれに反するモノなのではなどと
# CDから自動でA/B面に分けてダビングしてくれる機能とか、そんな便利な機能がそもそも求められてないと思われ
そっちはどうでもいい (スコア:0)
ドルビーが廃れたことのほうが互換性上モンダイ。
まあトーンコントロールで「ある程度」は救えるが…。
Re:そっちはどうでもいい (スコア:5, 興味深い)
「この技術が失われたのは痛恨 10選」なんて記事があったら読んでみたい。
Re:そっちはどうでもいい (スコア:1)
Re:そっちはどうでもいい (スコア:2, 参考になる)
ドルビーの方はソフトウェアで簡単にできそうな…
と思ってググったら Dolby B の方はありました。
https://sourceforge.net/projects/dolbybcsoftwaredecode/ [sourceforge.net]
Dolby Cの方は実装中?
Re:そっちはどうでもいい (スコア:1)
dbx [riric.jp]ノイズリダクションを愛用してましたよ。素人にも簡単で効果抜群でした。
これも失われてしまったと思いきや、PA用イコライザー [rakuten.co.jp]として現役なんですね。
Re:そっちはどうでもいい (スコア:2)
そうそう、Crぐらいつかえばそこそこいい感じに録れる貧乏人にも優しいNRでした。
TEACのデッキでドルビーB,Cもついてましたが、もっぱらdbxで録ってました。
Re: (スコア:0)
メタルテープとかあったな。
何が違うのかよくわかってなくて、メタルは高いからいい、としか思っていなかった。
もはや使うことがないから、正しい知識を知る機会もない・・・と思って検索してみたら、メタルテープは一応、音質がいいらしいな。
ドルビーNRもよくわかってないが、ONにしていたような。
メタルテープの説明にノイズリダクションがいらないほどの高音質とか書いてあって、メタルテープ+ドルビーNRだとどうなるのだろうか、と思った。
これももはや試すことはないだろうが。
言うだけなら勝手だよな (スコア:0)
需要が殆どなくなってしまったゆえの事情なのに、少し寂しいとかクラウドファンディングで検討しろとか何言ってるんだコイツな感じ。
ならば貴様が金出す気があるのか、無いなら引っ込んどれクソ記者と突っ込んでやりたいですねぇ。
レコードは兎も角本当にカセットテープって需要あるの?
Re:言うだけなら勝手だよな (スコア:1)
その後のMDは影も形も無いけど、
カセットテープは、スーパーで見る事もあるし、
ラジカセって名前だけでなく、製品もまだある。
(誰が買うかは知らないが)
Re: (スコア:0)
演歌方面では未だにカセットテープが売上の大きな部分を占めてるようですよ。
Re:言うだけなら勝手だよな (スコア:1)
やはり針で拾った音でないと温かみが云々
嘘っぽいなぁ (スコア:0)
ヘッドが回転するタイプはメカ部分が多いからノウハウないとできないかもしれないけど、
ヘッドを2チャンネル分用意してモーター逆転させるだけのタイプなら簡単に作れると思うんだけど・・・
Re:嘘っぽいなぁ (スコア:2)
4chヘッドも作るのに技術がいりますし、
モーターも単純に逆転させているわけじゃなく、ヘッドにテープをしっかりあてるための機構が往復2倍必要になるので、どうしても高価になります。
長時間再生のために使われていたオートリバースですけど、もうあんなめんどくさいことをしなくても
デジタルでいくらでもできてしまうので、需要はないでしょうし....
カセットテープしか使えない世代がいなくなれば、メディア自体、なくなってしまうでしょうねぇ。
Re:嘘っぽいなぁ (スコア:2)
ノウハウがぎっしりなのは、テープの走行方向変更の方。
ヘッドが回転するタイプは、高級品にラインナップされていたが、それは機構の難しさによる価格上昇ではなく、機構の上乗せによる価格上昇(そして価格競争から離れた高級品であることによる十分な利幅の上乗せ)。
テープの走行方向変更は、
前進のピンチローラーを外す
↓
前進のリールを動力から外す
↓
後進のリールを動力に繋ぐ
↓
後進のピンチローラーを押し付ける
という具合に、回転軸のクラッチ脱嵌とピンチローラーの機械的な脱嵌が順に発生する。
量産品は、
一つのモーターでベルトを回し、キャプスタンは前進と後進はかまわず常時接続で動き続け、
前進後進のリールの脱嵌、
ピンチローラー駆動系の動力
を機械的に順次切り替える機構が実装されていた。
Re:嘘っぽいなぁ (スコア:1)
普通に [amazon.co.jp] 売ってます [amazon.co.jp] けどね。
かつて当たり前だったものが今や珍しくなっているのは事実かも知れないけど、それにしたって「一機種たりとも存在しない」は盛りすぎでしょう。
Re:嘘っぽいなぁ (スコア:1)
カセット自体が回転する [middle-edge.jp]のはもう無理だろうなぁ
Re:嘘っぽいなぁ (スコア:1)
広く普及しなかったものも入れていいなら、dccとか……
物理機構 (スコア:0)
現代の技術ならCADで残せないもんすかね
なんとか財団とか技術保全でどっかやりそうなもんですが
つか特許に必須とかすれば。。。
って民間ならともかく
日本政府が導入できる見込みが無いか
Re:物理機構 (スコア:3)
現場でモノつくりが出来ないという事はよくありますよ。
▽は仕上げ記号なんだけど、必要があって
▽▽▽▽
とあった昔の設計図を現場に流したら
今の機械と技術者では4つは無理なので、一つ減らしてくれと
現場から泣きつかれたことがあった。
昔は名人芸で仕上げていたらしい。
Re:物理機構 (スコア:2)
> 千年経っても使いモノにならん。
1000年前を考えると余裕じゃないかなぁ
Re:物理機構 (スコア:2)
物理機構は実機が残存する限り容易にみることができる(不動品でも解剖すると楽しいよ)。
CADで残せるのは機構のロジックであって、実装ノウハウはほとんど残らないでしょう。
機構自体は、週刊オートリバース・オープンリールデッキみたいな日曜工作で再現できるだろうけど、
カセットテープサイズに組み込むとなると、部材の選定や加工方法をはじめとしたさまざまな実装ノウハウが必要となる。
Re:物理機構 (スコア:2)
それぐらいなら金の程度問題なんじゃないかな
期間の制限があれば金だけじゃなくなる?
現物さえあれば (スコア:0)
おんなじ部品作るのはさほど難しくなさそうだけどなぁ。特殊な材質使ってるってこともなさそうだし。
Re:現物さえあれば (スコア:1)
そんなときの3Dプリンタなんだよな。
もっと安く、いろいろな材料で精度高く出力できるようになれば、
結構いけるんじゃないか。
Re:現物さえあれば (スコア:1)
3DプリンタとAIと自動運転とドローンとバーチャルリアリティに夢を持ち過ぎ
再生専用なら簡単では? (スコア:0)
オートリバースにもいくつか方法があったと思うけれど、再生専用ならば難しいことは特にないと思うのだけど。
ウォークマン等のオートリバースは、再生ヘッドにA面用とB面用のL/R 計4トラックのヘッドが内蔵されていて、テープの走行方向を切り替えて対応してたけど、この方式を使えば難しいことは特になさそうだよね?
追加する部品は、両面対応の再生ヘッドと、ピンチローラーとキャプスタンの組だけ。
メカでガッチャンコと切り替える技術がロストしたのだとしても、部品を余分に搭載するなどの富豪的対処で可能。
再生ヘッドぐらいなら、特注で作れないとはとても思えない。
つまり、努力不足か、需要が無いから作らないか。
もし、メカ部分に手を入れるのは無理だー、って話だったとしても、両面対応再生ヘッドさえあれば、A面再生時にB面をメモリにキャプチャし、反転再生して擬似的にオートリバースする、っていう方法もあるかもしれない。力業すぎるし意味あるんかと言われそうだけどw
いずれにせよ、従来のメカにこだわるからロストテクノロジーに直面すると不可能だと断じてしまうわけなので、進歩した技術を使って突破することを期待したいですね。
※それだけの価値がないから誰もやらんのだとは思うがw
Re:もうさ、全部mp3化とかする方がコストが低いんじゃ (スコア:1)
元記事のデッキはSDカードやらなにやら全部載せのシロモノらしい。結局SD等にダビングしてそっちを再生するので、テープは最初の一度しか再生してないからオートリバースは搭載しなくてもいいってことじゃないのかな。
連続再生を何度もするようなら、SDから再生した方がテープやデッキも傷まなくてすむんだし。
Re:ここは発想を変えて (スコア:1)
おっとナカミチの悪口はそこまでだ
Re:ここは発想を変えて (スコア:3, 参考になる)
AKAIの方が先 [compactcassettes.jp]じゃね?
Re:そのうち (スコア:1)
コンパクト・フロッピーディスク(3インチフロッピー)にはA面、B面ありましたねぇ・・・
Re:そのうち (スコア:1)
USBの場合はミニとマイクロの差が感じられない。
Re:そのうち (スコア:1)
インデックスホールも開けないとダメですよ。「裏返して使えるようにするための穴開けパンチ」(ジャケットにだけ穴をあけて磁性体まで切らないようなパンチ)ってアイデア商品を売ってた覚えがあります。
#AppleIIの場合、完全ソフトウェア制御でインデックスホールに依存してないので、書き込み禁止の切り欠きだけでいける、とか聞いたことがあります。
Re:いっその事 (スコア:1)
http://www.otari.co.jp/product/audio_arch/das_ct/index.html [otari.co.jp]
Dolbyは処理してなかったかな。
交流バイアスで録音されたテープには僅かに交流バイアスが残ってるので、それが定周波数だろうと云う前提で録音→(長期保存)→再生過程のワウフラッタを低減させるのを商売にしてるとこはあるみたい。
https://www.plangentprocesses.com/ [plangentprocesses.com]
# 似た試みをNTSCの水平同期信号(15.75/1.001kHz)でやってる論文があった様な…。
# 「ゴハンヨー(AAry」向けの研究だなw
あとはこれとか(多分音楽以外(朗読とか)には使えないかも)。
http://www.celemony.com/ja/capstan [celemony.com]
Re:いっその事 (スコア:1)
あった。
「NTSCの水平同期信号」ではなかったです。申し訳ない。
http://acousticsnew.ippt.gov.pl/index.php/aa/article/view/638 [ippt.gov.pl]
# FMのパイロットトーン(19kHz)を使って補正するやつとか商売になりそうな気が…。
Re:音のあたたかみ (スコア:1)
周波数特性なんかは昔のラジカセにも劣っていますね。
もしかして「音のあたたかみ」のためにわざと高域をカットしているのかな?