私は必ずしも、家の中のことにすごく気を配るタイプではありません。

「天井の扇風機も照明のスイッチもオーブンの中も掃除すべきだって? 誰がするわけ?」

そんなタイプの人は、観葉植物を飾るなんて、とんでもない考えだと思うかもしれません。

米Lifehackerでは、春先の大掃除をとても大切だと考えています。自宅をリフレッシュし、模様替えを行い、整理整頓する絶好の機会をみすみす逃すなんて、もってのほかです。また私たちは、テクノロジーの使い方のリセットボタンを押し、財務状況を細かく検証し、少しかび臭くなっている日々の習慣を追放することにも力を入れています。

春の大掃除週間シリーズでは、冬のあいだに張られたクモの巣を一掃し、これから迎える晴れ晴れとした毎日のための舞台を整えていきます。私たちと一緒に、いろんなことをさっぱりさせてみませんか?

観葉植物を買ってみた

「枯らさずにちゃんと世話できるの?」

お店から観葉植物をいくつか買ってくるつもりだと言った私に、夫は疑わしげに訊ねました。

「もちろん」と私は答えました(自信はありませんでした)。

ともあれ、観葉植物をいくつか買って帰りました。それ以来、観葉植物の数は次第に増えていきました。今では鉢植え11鉢が家じゅうに散らばっています。チトセランが1鉢、ポトスの吊り鉢が2つ、ゴムノキが1鉢、オリヅルランが1鉢、そしていくつかのサボテンです。

観葉植物を買って身の回りに起きた変化

観葉植物の世話をはじめてから、不思議なことが起きました。家との結びつきを、それまでよりも強く感じるようになったのです。植物は、ちょっとした手助けを必要とする小さな存在です。定期的に目を向けなければいけません。ある時には、水やりが必要です。また別の時には、日差しをまんべんなく受けられるように、向きを変える必要があります。折に触れて、葉の剪定もしなければなりません。そして時々、別の鉢にそっくり移し替える必要もあります。

観葉植物を枯らさないように一生懸命育てる一方で、植物のまわりにも、多少の目配りが必要なエリアがあることに気づきました。見落としてしまいがちな、家のなかの隅々の場所です。本棚はちょっと埃を払う必要があります。

鏡はガラスクリーナーを吹きかければきれいになりそうだし、壁の汚れはメラミンスポンジでこすり落とせるかもしれません。私にとって、植物たちの世話をして、そのまわりをきれいにすることが、ある種の儀式になったのです。

観葉植物を置けば、生活空間に意識が向くようになり、それまでよりも注意を払えるようになります。私の場合はそうでした。もしかしたら、私は単に、心の隙間を埋めようとしているミレニアル世代の1人なのかもしれません。でも、少なくとも私の生活空間は、植物のおかげで少しだけすてきなものになりました。


Image: sirtravelalot via Lifehacker US

Source: Psychology Today, The Washington Post

Michelle Woo - Lifehacker US[原文