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浜崎あゆみ、LGBTイベントで涙の熱唱「これからもマイノリティーの一人として歩みたい」

 歌手の浜崎あゆみが6日、東京・代々木公園の野外ステージで行われた日本最大級のLGBT関連イベント『東京レインボープライド2018』(TRP2018)のメインイベントに出演。初となるフリーライブで、会場からの大歓声を受けながら7曲を熱唱した。


日本最大級のLGBT関連イベント『東京レインボープライド2018』(TRP2018)のメインイベントに出演した浜崎あゆみ

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 ステージの外にもぎっしりとファンが詰めかけ、スタッフが「押さないでください」と呼びかけるほど騒然とする中、割れんばかりの“あゆコール”を受けて登場。「STEP you」「You&Me」「Sparkle」の3曲をメドレーで歌い上げた浜崎は「お待たせいたしました。こんばんは、楽しんでくれていますか」とシャウトした。

 続けて「めっちゃ慣れないというか、あまりこういう機会もないので、こうしてお誘いいただけたことがとても光栄なんですけど、ここにはたくさんの仲間たちもいるし、知り合いの姉さんたちもいます」としみじみ。「デビューしたての頃、20年くらい前に生きるのがつらくなって、どうしたらいいのかなと思って初めて行ったのが(新宿)二丁目で、それ以来自分のホームのような気がして、二丁目に帰ったらお母さんたちが待っとってくれて『きょうは飲んどき』って言ってくれたり、うれしい時、喜怒哀楽すべてを二丁目の仲間たちとともに過ごしてきたからこそ、今の私があると思っています」と言葉に力を込めた。

 国内でのLGBTへの認識についても触れ「まだまだ日本はコンサバティブ(保守的)ですから、マイノリティーが間違い、社会的弱者というイメージが拭えないという部分はあります。でも、マジョリティーが勝ち組で正しいということはないと私は思っています、これから先も生きるのに肩身が狭くなったり諦めたりする瞬間があると思いますが、この日のことを思い出してください。ずっとずっと自分に誇りを持って進み続けていってほしいと思っています。私もマイノリティーのひとりとして、みなさんと一緒にこれからも一緒に歩ませていただきたいと思っています」と力説した。

 さらに「きょう、この会場に向かう途中でみなさんがパレードをしているのを見て泣いてしまって、すばらしいなと思って、本当に楽しそうな顔をしているのを見て感動してしまって、皆さんの前でステージに立って歌うと思うと緊張して…今もずっと緊張しています。これ以上しゃべると泣いてしまうけん」と茶目っ気たっぷりに話して、再びライブパートに突入した。

 バラード曲の「curtain call」を歌い、その後「how beautiful you are」を歌唱している最中に感極まって涙声になると、ファンが声援で後押し。間奏中に涙を拭いながら、情感たっぷりに歌い上げてステージを降りたが、観客からのアンコールに応えて再び登場。「BLUE BIRD」「Boys&Girls」を熱唱し、全7曲を披露すると「皆さん、きょうは最高の時間を一緒に作ってくれて本当にありがとうございました。これからもともに行きましょう」と呼びかけた。

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