出張先でも安心。
アメリカの映像業界に一気に変革を起こしたストリーミング・サービス。購入してダウンロードするのではなく見たいときにストリーミングする、というサービス形式でマーケットを席巻してきたわけです。NetflixやAmazonを始めとするプラットフォームが近年そのサービスのひとつとしてアピールしているのが「個数限定でダウンロード視聴もできるよ」というもの。飛行機での移動中や通信ができない場所でもコンテンツを視聴できるわけです。
ストリーミングで一気に普及したサービスがサブ機能としてダウンロード・サービスを提供しているのはなんとも時代が一回りした感覚がありますが、このトレンドに遅れて参加したのが米Huluです。2018年5月2日に発表されたところによると、「広告付のダウンロード可能なコンテンツ体験」を開始するとのこと。2018〜2019年のどこかでのローンチになるようです。
広告付、というのがポイントですね。というのもたくさん存在するストリーミングサービスですが、Netflixはユーザーからの月額利用料での運営、Amazonプライムビデオはプライム会員特典の一部という位置づけ、とビジネスモデルは多様です。米Huluの場合は番組視聴中にテレビのようにコマーシャルが挟み込まれます。現状では月額11.99ドルのプランだとコマーシャルなしで番組を視聴できるのですが、米Gizmodoが問い合わせたところ、このプランの会員はダウンロード可能コンテンツでもコマーシャルは入らないとのこと。
ダウンロードが必要な映像コンテンツだけダウンロードし、他は自宅のWi-Fiを利用してストリーミング。Huluも参入したことで、このスタイルは業界のメインストリームとして定着しそうですね。
Image: Shutterstock
Source: The Verge
David Turner - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)