【5月7日 AFP】南アフリカのヨハネスブルク郊外の自然保護区で、キリンを撮影していた映画製作者(47)がそのキリンに襲われ、搬送先の病院で死亡した。宿泊施設の所有者が明らかにした。

 事故が起きたのは同国北西(North West)州にあるグレン・アフリック・カントリー・ロッジ(Glen Afric Country Lodge)。キリンのジェラルド(Gerald)が振り下ろした頭が、撮影中だったカーロス・カーバルホ(Carlos Carvalho)氏の頭に当たったという。

 アフリカーンス語のニュースサイト「ネットワーク24(Netwerk24)」は、ロッジを所有する一家のリチャード・ブルーカー(Richard Brooker)さんの話として、「カーロスがキリンの前に立っていた時、キリンが両脚を広げて首を曲げ、カーロスに向かって自分の頭を振り下ろした」と伝えた。ブルーカーさんは、キリンは「何も悪いことはしていない」と話しているという。

 南アの映画製作会社コールアクルー(Callacrew)によると、カーバルホ氏は2日夜に入院先で死亡。事故が起きたのは、同氏がキリンのクローズアップ映像を撮影するため接写レンズをのぞいていた時だったという。(c)AFP