両腕をサポートする棒が付いています。
大体の場合、大空へ飛ばすドローンはラジコンかスマホで操縦しますよね。中にはジェスチャーで操る方法も研究されたりしていますが、ここでまた新たな、身にまとうコントローラーが開発されています。
人が上半身に着るソフト・エグゾスケルトン、「フライジャケット」。これは両腕を広げた「飛行機ブーン」的なポーズで、上半身を傾けて直感的にドローンをコントロールするチョッキ型コントローラーです。
シミュレーターで練習したら、外でも実地訓練。
離陸や着陸などは、右手にはめたスマートグローブによるジェスチャーで行ないます。まず人差し指と中指を折り曲げて、親指に触るとプロペラが回転して離陸。次はキツネのように中指と薬指を親指にくっつけると、地図上に気になる地点をマーキングしてくれます。
そして飛行中は、ドローンのカメラからVRゴーグルへリアルタイム映像を送り、操縦者はホントに空を飛んでいるようにコントロールができるのです。
開発しているのは、電子工学技術の学会IEEE (アイ・トリプル・イー)とスイス連邦工科大学ローザンヌ校で、NCCR Roboticsなどが出資している大プロジェクト。これでVR酔いさえしなければ、画期的な技術ですよね。
しかしコレ、「ほんとにサポートしてまで両腕を広げる必要があるの? 」って思いません? いやいや、大空を飛ぶのは人類のロマンなんですよ。スーパーマンもアイアンマンも何かしらのポーズで飛ぶように、こうやって形から入るのって大事なんですよ、やっぱし。
Image: YouTube
Source: YouTube, IEEE Xplore, NCCR Robotics
(岡本玄介)