脂っぽい料理は、おいしい反面、油が空気中やお皿にしつこく残るのが難点です。きれいに洗ったはずなのに、食器の油が取り切れていなかったりするととてもストレスです。そんな人は、ぜひホワイトビネガー(お酢)をスプレーボトルに入れて、シンクのそばに置いておきましょう。

ホワイトビネガーでプラスティック容器をより清潔に洗う

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ホリスティックヘルス系のブロガーなどが紹介しているお酢の効用は、半分以上が当てにならないものですが、油汚れを落とす効果と消臭効果は本当で、私個人も洗いものに欠かせません。シチューからカクテルのシロップまで、あらゆるものをテイクアウトのプラスチック容器に保存する私は、ニオイ移りを避けるため、完璧に洗う必要があります。

そこで、使用後のプラスチック容器にホワイトビネガーをたっぷり吹き付けてから食洗器に入れているのです。そうすると、たとえココナッツカレーや、オリーブオイルたっぷりのラグーソースを入れた容器でも、キュキュっと音がしそうなくらいさっぱりと洗いあがり、気持ちよく再利用できます。(食洗器を使わない場合は、この下処理がなお大事になります)

ホワイトビネガーでシリコン器具のニオイ残りを除去

プラスチックやシリコンなどの多孔質材の調理器具にお酢を吹きつければ、前回使用時の調理臭の除去や、残留予防になります。油はニオイを保持するので、それをお酢ですっきり取るのです。毎回シリコンのヘラを使う前にお酢を吹きつけ、お湯ですすげば、前に調理したもの(や洗剤)のニオイが今回の料理に移ることがありません。またお酢は、乾いてこびりついたパン生地を他の何よりも早く浮かせてくれるので、スポンジでゴシゴシこすらずに済みます。

万能ではないが、安心なクリーナになるお酢

どんな洗剤もそうですが、お酢は万能ではありません。界面活性剤ではないし、酢酸含有量5%では、多目的除菌洗浄剤にもなりません。生の豚肉や鶏肉の菌は殺せないでしょう。そして頑固な焦げつき油汚れには、やはり強力クレンザーを使うのが合理的です。また、アルミや、鋳鉄、メッキなしの銅、炭素鋼などでできた調理器具にお酢を使うと、酸で腐食してしまいます。ですが、軽い油汚れとニオイの除去、そして身体に安全という点では、お酢に勝るものはありません。

A. A. Newton - Lifehacker US[原文

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