画面占有率91%に極まったスペック。プレミアムラップトップ「HUAWEI MateBook X Pro」が出るぞ!

  • 20,401

  • author 小暮ひさのり
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
画面占有率91%に極まったスペック。プレミアムラップトップ「HUAWEI MateBook X Pro」が出るぞ!
Photo: 小暮ひさのり

91%ってほぼ画面じゃないですかー!

そうなんですよ、ほぼ画面なんですよ…。

HUAWEIはラップトップシリーズのフラッグシップモデル「HUAWEI MateBook X Pro」の国内発売日を発表。最大の特徴はそのディスプレイ。13.9インチの3K(3,000×2,000)解像度。画素密度は260ppi、コントラスト比1500:1、sRGB色度域100%、なおかつ10点マルチタッチ。そしてゴリラガラス製とパーフェクト。

180510hak01
Photo: 小暮ひさのり

何と言ってもこの突き詰めた狭額縁っぷりには驚きます。

ボディの大きさは13インチクラスなんですけど、ベゼルギリギリまで攻めたディスプレイのお陰で、14インチ相当の画面を手に入れていますね。視野角も広めで、発色も鮮やか。近くに寄ってもドット感を感じません。

HUAWEIはタブレットも得意ですが、クリエイター向け高性能タブレットの技術を、ラップトップに持ってきたかのような仕上がりです。技術の応用が上手いなぁ。

180510hak02
Photo: 小暮ひさのり

ギミックとしておおっ!と思ったのがこのポップアップ式ウェブカメラ

キーボードをポチっと押すと、中に隠れていたカメラがコンニチワします。画面を極限まで狭額縁にした結果、ここ以外に置く場所がなかったんでしょうが、このアイデアは本当に天才だと思います。

プライバシー保護として、カメラ部分に常に付箋を張っている人はHUAWEI MateBook X Proを買えば、心の不安の何割かは減らせるでしょう。

180510hak03
Photo: 小暮ひさのり

MateBookシリーズの特徴でもあった、指紋認証付きの電源ボタンを引き続き採用しています。スリープ復帰1.9秒、電源OFFからのログインでも7.8秒という高速ブートも大きな特徴です。

180510hak04
Photo: 小暮ひさのり

外部端子は右側面にUSB-Aが1つ、左側面にUSB-Cが2つにイヤホンジャック。USB-Cの片方はThunderbolt 3で外部GPUにも対応しています。堅実なUSB-Aを備えつつ、最新規格にも対応してくれるのはありがたい。

180510hak05
Photo: 小暮ひさのり

重量は1.33Kg。超軽量級じゃないけど、モバイルで苦にならないラインですね。持ったときのサイズ感は13インチラップトップという感じです。

驚いたのが、ボディ剛性がかなり高いところ。ここまで画面が広いと上部パネルの剛性が不安だったのですが、思いの外ガッシリしていますよ。画面端を持ってもしなることはありませんし、ガンガン持ち歩いてガシガシ使える剛性。キーボードも防水対応です。

180510hak06t_
Photo: かみやまたくみ

エンタメ機としての側面もあります。サウンドはツイーター2基、サブウーファー2基のクアッドスピーカーで、Dolby Atmosサウンドシステムにも対応しています。タッチ&トライ会場はざわついていてその実力は試せませんでしたけど、サウンド面にはかなりの自信がある様子。

内部スペックとしては、第8世代のCore i7とCore i5の2モデル構成。Core i7モデルはメモリ16GB、GPUにGeForce MX150、SSDが512GBとモリモリの大盛で20万9800円。Core i5モデルは、メモリ8GB、GPUはIntel UHD Graphics 620、SSDは256GBで14万9800円

Core i7モデルはもう映像編集や3Dゲームなどにも耐えられるスペックですね。僕はそこまで使いこなせなそうなので、Core i5モデルで十分かなぁ、イチバンの魅力のでっかいディスプレイは共通ですしね。

HUAWEI MateBook X Proは今日から予約開始、6月15日から販売開始です。米Gizmodoではいち早くレビューしているので、気になっちゃった人は、ぜひそちらもどうぞ。

15.6インチの普及モデル「HUAWEI MateBook D」も登場

180510hak07
Photo: 小暮ひさのり

こちらは同時発表された15.6インチの「HUAWEI MateBook D」

HUAWEI MateBook X Proと同じく第8世代Core i7/i5を採用していますが、メモリが8GBと控えめだったり、HDD搭載だったり、画面がフルHDだったりと、普及モデルといった感じ。重量は約1.9kgあるので、モバイルというよりはオフィスや自室向けの1台ですね。

指紋認証こそありませんが、金属製ボディの質感はなかなか。そして8万7800円からというコスパの高さが光ります。今日から予約開始、発売は5月18日です。

8.4インチと10.8インチ、2サイズ構成のフラッグシップタブレット

180510hak08
Photo: 小暮ひさのり

出た! 僕が大好きサイズタブレット!

と、思わず拳を握りしめたのが、フラッグシップタブレットの「HUAWEI MediaPad M5」と「HUAWEI MediaPad M5 Pro」。共にSoCにKirin960オクタコアを採用し、メモリは4GB。インチサイズが異なりますが両方とも解像度は2,560×1,600。ハイレゾ対応かつHarman Kardonによる音響チューニングで、薄型ながらサウンドにもこだわっています。

180510hak09
Photo: 小暮ひさのり

片手で持てちゃう8.4インチの「HUAWEI MediaPad M5」

今では珍しいコンパクトタブレットというジャンルで、「なんちゃらPad mini」がもう数年進化していなくて、ライバル不在とも言える市場に新モデルがをぶっこんでくるあたり、攻めの姿勢を感じます。でもこのサイズってほんと最高だと思っているので、その判断を僕は全力で支持します。

「HUAWEI MediaPad M5」はLTEモデルが4万5800円で、Wi-Fiモデルが3万7800円。今日から予約開始、5月18日に発売です。量販店やAmazonをはじめ、イオンモバイル、DMM.mobileといったMVNOでも取り扱いがあるそうですよ。これはLTEモデル狙いたいなぁ…。

180510hak10
Photo: かみやまたくみ

10.8インチの「HUAWEI MediaPad M5 Pro」は、標準で4,096段階の筆圧感知と傾き検知を備えた「M-Pen」が付属

タブレットをクリエイティブに活用したい人はこっちがオススメですね。ストレージが64GBになっています(M5は32GB)。スピーカーも4スピーカーになっていてサウンド面での迫力がマシマシです。価格はM-Penが標準付属して5万4800円。バリエーションはWi-Fiモデルのみです。

性能も、質感も、デザインも良く、攻めの姿勢でガシガシ新製品を繰り出してくるHUAWEI。製品を通じて、今ノッてるゼ!感がビンビン感じられますね。今このメーカーから目を離しちゃいけない気がします。



Image: 小暮ひさのり, かみやまたくみ
Source: HUAWEI

(小暮ひさのり)