Amphetamine』という、まるでカフェイン錠剤のようなmacOSアプリをご存知でしょうか。非常に軽くてダウンロードしやすいのに、システムが眠れなくなるほどの効果を持ちます。

いや、私のMacBookには眠ってほしいんだけど。じゃないとバッテリーがもったいないでしょう。

というあなた。まさにその通りで、Macは眠いときには寝てしかるべきです。何もしていない時間に不要なリソースを消費するのは困りますからね。特にバッテリーで駆動している場合、前に座って作業をしているとき以外は、可能な限りの省エネをしてほしいものです。

とはいえ逆に、システムにスリープしてほしくないシチュエーション、たくさんありませんか?

スクリーンセーバーや「ディスプレイの電源を切る」の設定時間を短くしている場合はなおさらです。

たとえば会議中。すぐにスリープしてしまい、いちいちパスワードを入力して認証しなければならないのは非常に厄介です。あるいは、ランチ中にSlackを開きっぱなしにしておき、食べながら会話のスクロールを眺めていたいときもあるでしょう。

そんなときこそAmphetamineの出番です。macOSのメニューバーに表示されるアイコンをクリックするだけで、システムを永久的に覚醒させることができるのです。

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Image: Lifehacker US

アイコン(コーヒーカップのデザインが素敵です)のクリック後に覚醒させる時間は、自由に設定できます。

1時間未満の会議が多いなら、所定の時間後に自動で効果が切れるように設定しておきましょう。特定のアプリの起動中、特定のWiFiに接続中、所定時刻(ランチ中など)、バッテリー残量が一定値以上のとき(または充電中)など、さまざまな条件が設定できます。

ホットキーでの起動、スリープはしないがスクリーンセーバーは起動する、アンフェタミン起動中の通知の受信間隔を変えるなど、ありとあらゆるカスタマイズが可能です。その徹底ぶりには関心するほど。私はほぼ毎日Amphetamineを使っており、常習と言っていいでしょう。

ちなみに、いきなりAmphetamineに手を出すのは抵抗があるというあなた。もっとソフトなドラッグをお探しなら、Amphetamineの先代である「Caffeine」のオープンソース版、「KeepingYouAwake」がオススメです。


Image: iTunes

Source: Amphetamine, GitHub

David Murphy – Lifehacker US[原文