1つは持っておきたいと思わせる魅力が、やっぱりあるというか。
Marshall(マーシャル)は意外とヘッドフォンのアップデートに精力的で、2017年末、2018年と立て続けに新作を発表してきました。そして、Marshallは2010年から続くMajorシリーズの最新モデル「Major III」を新たに発売。いくつかの現代的改良をほどこしているようですよ。
まずはヘッドバンド、イヤーパッド、ヒンジ部分の改良。より快適になり長時間装着できるようになったとのことです。Marshallヘッドフォンに連綿と受け継がれている洗濯ばさみのごとき側圧はパンク精神の表れかと甘んじていましたが、いくらか大人しくなるようで。あれはあれで頑丈さがあって嫌いじゃなかったんですけどね。
Marshallサウンドを象徴づける40mmダイナミックドライバーも調整され、パワフルな低域はそのままにクリアさを追求しました。Major IIの解像感も悪くなかったんですが、いっても2015年モデルですから、より現代的な音になったと期待していいでしょう。Major IIではゴールドメッキだったプラグやヒンジ部分がブラックになったのも、街への溶け込みを考えたとかそういうアレのはず。でもデザインは前のほうが、個人的には。
価格は有線モデルの「Major III」が79ドル(約8,600円)、「Major III Bluetooth」が149ドル(約1万6300円)。オーバーイヤー型の「Monitor Bluetooth」より100ドルもお値打ちなのは、ワイヤレスヘッドフォン的にも魅力です。もう販売は始まっているので、遠からずお店で試せるでしょう。