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「国民の共有財産」と法でうたわれる公文書。国や自治体での実情を改めて掘り下げるシリーズを掲載します。

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防衛省のファイル名、わざと分かりにくく 「公開請求逃れ」と職員証言

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インターネット上の電子政府窓口「e-Gov」で公表されている防衛省の行政文書ファイル管理簿=宮武祐希撮影
インターネット上の電子政府窓口「e-Gov」で公表されている防衛省の行政文書ファイル管理簿=宮武祐希撮影

 防衛省が保管する多くの公文書ファイルが、インターネットで公表される目録に抽象的な名称で登録され、国民が検索しづらい状態になっていることが毎日新聞の取材で明らかになった。イラク復興支援に関するファイル名を「運用一般」とするなど抽象化されたファイルは2016年度分で約4万件に上る。公文書管理法のガイドラインは国民に分かりやすい名称をファイルに付けるよう定めているが、その趣旨に反する実態が放置されている。【大場弘行、片平知宏、日下部聡】

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