塩化ナトリウムという輝かしいミネラルを料理に無造作に使う身としては、本気で料理をする人なら誰でも使いやすい塩入れが必要だと固く信じています。塩ほど保存の仕方で風味が変わるものはないからです。1つのレシピに塩以外の調味料を使わないことは稀ですが、塩こそ料理の味の一番の決め手です。

塩をスプーンで計る利点・その効果

私は今までにいろいろな形とサイズの塩入れを使ってきましたが、最近普通の塩より粒が粗いコーシャーソルトを使ってみたことがきっかけで、今までのように塩を指でつまんで料理に入れるやり方が面倒になりました。もともと何でも正確に計量スプーンで測る必要性を感じたことがないので、手持ちのスプーンの中で、めったに使うことがない一番小さいものを選んで塩入れに刺しておくことにしました。するとこれが思った以上の効果を発揮したのです。

意外なことに、この小さなスプーンが私の料理の仕方を向上させたのです。まず、パスタをゆでるお湯など分量の多いものに塩を入れるとき、指よりスプーンを使った方が速いですし、塩入れから鍋に直接塩を入れるより正確です。次に、これはさらに重要なことですが、容量がわかっているスプーンを使うと、その料理に使う塩の分量がわかります。いつも塩加減は直感でしていて、友人や家族からどのぐらい塩を入れるのか聞かれると困るタイプの人は、特に助かります。


A.A. Newton – Lifehacker US[原文

Photo: Jason Tuinstra/Unsplash