この12年、レコード販売が指数関数的に伸びています。2017年は、最高レコードを記録しました。Nielsen Musicによると、2016年には物理アルバムの販売のうち11%だったレコードが、2017年には14%に増えたそうです。

つまり、レコードの時代が戻ってきたのです!

ターンテーブルなんて久しぶりというあなたのために、最高のレコードプレイヤーを見つける方法を教えましょう。

まずは基本を覚える

ターンテーブルってなに? どんな部品があるの? それらの部品の役割は? 面倒かもしれませんが、これらの基本を理解しておくことで、賢い買い物が楽になります。これは何も、初心者に限ったことではありません。エキスパートだって、実際にお店をのぞく前に、自分がどんなものがほしいかをはっきり決めておいたほうがいいのです。そこで、ThingLinkで見つけた、便利な図を紹介します(本家サイトではインタラクティブに各ユニットの説明が表示されます)。

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Image: Thinklink

上記すべてを学ぶ時間がなくてもOK! とはいえ、重要な基本だけは押さえておきましょう。たとえば、大きな丸い板はプラッター、直接レコードに触れる小さい部品は針、針とヘッドシェルをつなぐのがトーンアームなどなど。ある程度のリテラシーを持っていれば、どんなマシンに資金を投じるかを判断するうえで、大いに役立つことでしょう。

自分のニーズを知る

どのレベルのターンテーブルが必要かは、人によってそれぞれです。初心者はおそらく、初めてのレコードプレイヤーに何千ドルもかけたくないでしょう。見た目を重んじる人もいるでしょう。DJなら、ダイレクトドライブ機能が気になるでしょう。USB経由で外部デバイス(ミキサーやコンピューター)に接続できるとさらにいいかもしれません。何よりも音質という人は、レコードマニアが言うところの「温かみ」にお金をかけたいと思うでしょう。

マニュアルかオートマか

細かいことのように思えますが、考慮しておいたほうがいい項目です。オートマチックターンテーブルは、再生時にトーンアームを自動的に動かしてくれます。とても便利ですが、故障の可能性が高くなります。マニュアルターンテーブルはその逆で、自分で針を下ろす必要があります。ユーザーの作業が増えますが、自分でコントロールしている感覚を味わえます。レコードに針を下ろすひと手間を面倒だと思うなら、オートマチックを選びましょう。

アクセサリーやステレオシステム全体を考える

ターンテーブル単体では、たんなる高価な機械に過ぎません。良質なスピーカー(いえ、どんなスピーカーでも音は出ますが)と組み合わせない限り、音を出すことはできないのです。スピーカー内蔵のレコードプレイヤーもありますが、持ち運びを前提に作られているので、自宅で使うためのものではありません。自宅用にスピーカーシステムを買うなら、それだけで数百ドルから数千ドルすることを覚えておきましょう。

サウンドシステム全体のスペースを考える

忘れがちですが、レコードプレイヤーは意外と場所を取ります。ステレオシステムはさらに大きいことがほとんど。レコードそのものも、かなり大きくて重いので、専用の保管場所が必要になります。

予算を決める

予算はもっと初期段階で決めるものと思うかもしれませんが、前半戦はどちらかというと自分のほしいものを見つける段階で、実際の購入は後半戦に当たります。あなたは、安いターンテーブルと基本的なスピーカーシステムで満足できますか?

それとも、ライブと変わらないような大きなモニター付きの高価なものをお探しですか?

安くても200ドル、高いほうには天井がないと考えてください(200ドルは寮の部屋で使うようなスピーカー内蔵ターンテーブルの値段です。音楽ファンには現実的な予算とは言えません)。

人気品をチェックする

この記事をiPhoneで読んでいる人は、便利だからiPhoneを買ったという人が多いでしょう。それと同じで、ターンテーブルマニアでなければ、価格と機能で人気のある一般的なレコードプレイヤーを買うのが無難かもしれません。そのほうが、故障時の修理もかんたんです。人気のレコードプレイヤーを知りたければ、こちらの過去記事を参考にしてください。

中古も忘れずに

オークションサイトも忘れずに!

ハイエンドの機種がほしいけどお金がない人は、委託販売店に出会いがあるかもしれません。ただし、必ず購入前にテストをしてください。オンライン購入にはリスクがありますが、価値ある逸品に出会えることもあります。

わからないければプロに聞く

聞くことは何ら恥ずかしくありません。お金を出すのはあなたなのですから。ミュージックストアはいつだってすばらしい情報源であり、あなたの欲しいものを扱っているかもしれません。そうでなければ、この手の基礎知識を持っている友達に聞いてみるのもいいでしょう。


Image: Larina Marina/Shutterstock.com, Thinklink

Source: Track Record, Billboard, Thinklink, Way Fair

Maria Sherman - Lifehacker US[原文