現代人にとって、「何をするにも、スマートフォンが手放せなくなっている」という話は決して大げさではありません。外出先での実用面も然り。道に迷えばマップを確認してナビも使え、道に迷った友人とすぐに連絡を取ることができます。

しかしスマートフォンの便利さには、携帯電話回線網あるいはWiFiの圏内であれば、という注釈を付けておく必要があります。圏外でのスマートフォンが、いかに使い物にならないかは、経験者ならよくお分かりのことでしょう。

Google Mapは一度マップを読み込ませておけばオフラインでも使えるものの、事前にやっておく手間や、場所によっては使えないところも。

Video: Fogo: the Ultimate Adventure Gadget / YouTube

Fogo』は、一見するとただの懐中電灯のようですが、GPSを内蔵し、トランシーバー(無線機)としても使えるガジェットです。

トランシーバーは、2バンドのデジタル仕様。これは、アナログ仕様より電波の到達距離が長くなり、音声もクリアという利点があります。『Fogo』の場合、テキストメッセージのやりとりにも使えます。

公式サイトではどの程度の距離まで電波が届くのか記述が見当たりませんが、一般的には、障害物がなければ数百メートル〜1kmくらいまで使えます。

無線機を使ったことがない人のために付け加えておくと、携帯電話の通話と違い、同じ周波数に合わせておけば無線機を持っている人全員に同時に話しかけられるので、グループチャットのように会話できます。

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Image: Fogo

内蔵GPSは、緯度経度の表示だけでなく、仲間との位置関係の把握や標高の計測が可能。

また、6800mAhのモバイルバッテリーとしての機能もあり、消費電力量が少ないために、待機状態なら数週間は電池がもつという特徴もあります。

もちろん完全防水仕様となっており、LEDフラッシュライトは1200ルーメンの大光量。

さらにユニークな機能として、フィットネストラッカーとして使えるのもポイント。GoProと、ガーミンのサイクルコンピューターマウントに対応しているので、サイクリストなら簡易的なサイクルコンピューターとして、また夜間走行時のフロントライトとしても要チェックだと思います。

執筆時点(2018年5月14日現在)で期間限定の15%オフとなっており、本体価格は299.99ドル(約3万3000円)で、送料は25ドル(約2700円)です。

2018年5月21日追記:こちらの商品は日本の電波法令で定めている技術基準適合証明を受けていないため、日本国内では使用することができません。ご購入および、利用の際はご注意ください。

Image: Fogo

Source: Fogo, Fogo: the Ultimate Adventure Gadget / YouTube

Reference: 総務省