長いURLに含まれる余計な文字列を自動的に削除してくれる拡張機能「Tracking Token Stripper」

広告やメールで送られたURLをクリックすると、URLの末尾に「utm_～」から始まる文字列(パラメータ)がくっついていることがあります。しかし、URLをそのままブックマークしたりSNSで共有しようとすると、URLが本来のものよりも長くなってしまい、その都度パラメータの削除が必要になることも。FirefoxとGoogle Chromeで利用できる拡張機能「Tracking Token Stripper」は、リンクをクリックした時に自動的に「utm_～」のパラメータを排除してリダイレクトしてくれるので、いちいちURLを編集する手間が省けてお役立ちです。

Tracking Token Stripper – Firefox 向けアドオン
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/utm-tracking-token-stripper/

Tracking Token Stripper - Chrome ウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/detail/tracking-token-stripper/kcpnkledgcbobhkgimpbmejgockkplob

例えば、メールに記載されているリンクをクリックすると……

URLの後ろに「utm」で始まるパラメータがついていることがあります。これはユーザーがそのサイトを訪問した時に「どこから検索してやってきたのか」「どのサイトから飛んできたのか」を、Google Analyticsによって解析するためのものです。このパラメータは、サイトの管理者にとっては重要ですが、ユーザーにとってはほとんど意味がない文字列となるため、ブックマークしたりリンクをコピーしたりする際には邪魔になってしまうことも。

そこで、FirefoxにTracking Token Stripperを実際に導入してみました。まずはFirefox版Tracking Token Stripperのページにアクセスし、「Firefoxへ追加」をクリック。

Tracking Token Stripperの追加を確認するポップアップが表示されるので、「追加」をクリックします。

これで拡張機能の追加は完了。「Ctrl＋Shift＋A」でFirefoxの拡張機能一覧を表示したところ、しっかり表示されていました。

そこで、先ほどのメールリンクを再度クリックしてFirefoxからアクセスしてみたところ、パラメータが削除されたURLにリダイレクトされました。ブラウザのURL欄を見ると、確かにパラメータ部分が消えています。Tracking Token Stripperを使えば、リンクをブックマークするためにいちいちURLからパラメータを削除する作業をしなくても済むようになります。

Tracking Token StripperはGoogleの拡張機能としても配布されています。Chrome ウェブストアにあるTracking Token Stripperのページにアクセスし、「CHROMEに追加」をクリックします。

追加確認のポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリック。

Chromeの拡張機能一覧を見ると、Tracking Token Stripperが表示されていました。

そこで、Google Chromeでutmのパラメータが付いたリンクにアクセスしてみたところ、見事に「utm」以降の部分が削除されていました。

なお、Tracking Token Stripperのソースコードは、以下のGitHubページで無料公開されています。

GitHub - jparise/chrome-utm-stripper: Browser extension that strips Google Analytics (UTM) tokens from URL query strings
https://github.com/jparise/chrome-utm-stripper