Google Chromeには、危険なWebサイトを警告したり、フィッシング詐欺を取り除いたりしてくれるセキュリティが付いていますが、さらに安全にブラウジングするための対策をするに越したことはありません。

Microsoftが、Chromeブラウザを使用する「Windows」ユーザー向けの拡張機能「Windows Defender」をリリースしました。基本的には、Chromeと同じようにリアルタイムで保護をするものですが、Chromeはフィッシング詐欺の87%しかブロックしない一方で、この拡張機能は99%をブロックするとMicrosoftは主張しています。これは聞き捨てなりません。しかし、この言葉が少々疑わしいのは、「Windows Defender」がWindows自体の素晴らしいセキュリティツールではないからです。

ありがたいことに、ブラウザを安全に保ち、フィッシング詐欺や悪質なWebサイトから重要な情報を守る、無料の拡張機能は大量にあります。

Avast」は、「Windows Defender」と同じようなChromeの無料のアンチウィルスの拡張機能で、評判がよく、4億もの人が信用のおけるサイトを見極めるのに利用しています。

さらにきめの細かなセキュリティを求めるなら、Webサイトのスクリプトや広告をブロックするファイアーフォールの拡張機能「uMatrix」をチェックしてみてください。Webサイトの内部を調べたり、そのサイトがリクエストした瞬間にすべてのデータを見ることができ、信頼できると思われるサイトはホワイトリスト(優良の一覧リスト)に追加します。

HTTPS Everywhere」は、その名の通り強制的にHTTPS接続をしてWebサイトにアクセスすることで、さらにセキュリティを強化します。(潜在的な介入者攻撃の防止)

当然ながら、世界中のどんなソフトウェアも、常識を持って使われなければ役には立ちません。

つまり、怪しいWebサイトにアクセスしない不用意にファイルをダウンロードしないパスワードを教える相手には気をつける、ということです。その上で、Chromeの拡張機能を1つか2つ余計に入れておけば、心配事は大いに減るでしょう。

Jacob Kleinman - Lifehacker US[原文

Photo:Flickr/Blue Coat Photos