敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。今回は地図サービスMapboxのCEOを務めるエリック・ガンダーセンさんの仕事術です。
Mapboxの名前は知らなくても、この会社のサービスはCNN、Snapchat、 Instacart、Weather Channelで目にしたことがあるはずです(スクリーンにロックして使うこともできます)。エリック・ガンダーセンさんは国境なき医師団のような国際開発局のためにオープンソースのマッピングツールを開発して、Mapboxを立ち上げました。どこでも仕事場にしてしまったり(最近ラップトップをiPadに変えたそうです)チーム全員のコミュニケーションをGitHubですることにしている彼の仕事術について聞いてみました。
氏名:エリック・ガンダーセン
居住地:カリフォルニア州サンフランシスコ
現在の職業:MapboxのCEO
仕事の仕方を一言で言うと:どこででも
現在の携帯端末:iPhone X
現在のPC:iPad Pro。Macbookでバックアップしています。
── 仕事のプロセスはどんな感じですか?
部下には、根本的な問題を解決させるようにしています。チームワークが強いチームであってほしいと思っています。多様なグループが一緒に仕事をして複雑な問題を解決するとき、ベストなアイデアが生まれます。
──最近の1日の流れを教えてください
ある日を例にとると、その日はロジスティックスとナビゲーション製品のデータ更新をオフィスで確認することからはじまります。午後はソフトウェアコンファレンスで会議。夜は、ワシントンDCの副市長をもてなして、人々の多様性とそれを受け入れることについて話し合いました。多忙な1日でした。
── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?
Dropbox Paperが私の考え方を変えました。ミンスクに飛ぶフライトの中でiPad上で使うにはほぼ完璧です。会議の設定やフォローアップ、リマインダーまで、自分のチームと一緒に日々の仕事に直結した使い方をしています。
── 仕事場はどんな感じですか?
私のデスクはいろいろな物を充電するためにドッキングステーションになっています。ほとんどオフィスの周辺で仕事をしていて、プロダクトチームの速度を上げたり、顧客やヘッドハンターと会議をしています。ワシントンDCや世界中のオフィスに出張しても同じようなことをしています。
── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?
フライトを予約するときは、往路と復路をそれぞれ予約するより往復チケットを選んだほうが安くなることが多いです。
── 仕事場で採用しているプロセスで、興味深いもの、珍しいもの、こだわりがあるものがあれば教えてください
たとえば、我が社ではエンジニアだけでなく社員全員がGitHubでコミュニケーションしています。常にこんな感じで、すばやく実用できるオープンシステムを組み合わせることです。
──ToDoはどうやってトラッキングしていますか?
チームと一緒に、私が集中する必要がある最重要事項をDropbox Paperで毎日文書化しています。1つ片付くたびに済のチェックをつけていきます。
──どのように充電していますか? 仕事のことを忘れたいときはどうしますか?
去年は30万マイルも旅をしましたが、家で子どもたちと過ごせなかった週末は1度しかありませんでした。サンフランシスコでは、1月でもビーチで過ごせるところが気に入っています。
──ほかに何か読者に伝えたいことはありますか?
我が社は世界銀行、国連、国境なき医師団のようなNGOに対するコンサルティングをはじめました。私は、アフガニスタンで米国国務省が選挙結果をモニターするのを手伝う予定です。マッピングを行なっていた場所では、地図が空白だったので、ライブマッピングして複雑なデータを視覚化しなければいけませんでした。こうした経験は、我が社のDNAに入り込み、製品をすばらしいものする元になります。
Image: Lifehacker US
Source: Mapbox, Dropbox Paper
Nick Douglas - Lifehacker US [原文]