Windowsユーザーなら『WinDirStat』を知らない人はいないはず。15年前から存在する、ハードドライブをクリーンアップするのに最高のツールの1つです

WinDirStatは完全に無料で使えます。その素晴らしさを考えれば無料である必要はないのですが、ありがたいことに無料です。この魔法のツールを使うためには、ファイルを1つダウンロードするだけでOK。ポータブル版があればいいのですが、インストールしてもそれほど時間はかかりません(ディスクスペースもほとんどとらない)。インストールが完了すると、WinDirStatが自動で立ち上がります。

画面が開いたら、スキャンしたい場所を指定します。プライマリドライブ、謎のファイルでいっぱいになっているセカンダリディスク、あるいは、Windowsのユーザーフォルダ(またはピクチャ、ダウンロードといったフォルダ)だけをスキャンすることもできます。あとはWinDirStatが、指定したすべてのフォルダ、サブフォルダ、ファイルをくまなく調べてくれます。

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Screenshot: David Murphy

スキャンが終わると、画面の下部にスキャンした内容がグラフィックで表示されます。サイズの大きい順にフォルダが並べられ、フォルダをクリックすることで、より深い階層へとたどることができます。このインターフェースのおかげで、知らないうちにディスク容量を食いつぶしている謎のフォルダを簡単に見つけることができます。それは、間違ってコピー&ペーストした動画ファイル、いつの間にか巨大化していたWindowsの一時ファイル、はたまた、ダウンロードしたまま忘れていたLinuxのディストリビューションかもしれません。

いずれにせよ、WinDirStatを使えば、容量が一杯になってしまったハードドライブを解放することができます。私の感覚では、不必要にスペースが食いつぶされている原因の7割はユーザーのミスで、3割がWindows自体の不具合です。WinDirStatでは.BAKや.TMPといったファイルを見つけたら自動削除するといった、特別なルーチンを作成することもできますが、スキャンされた情報を見ながらファイルエクスプローラーから不要なファイルを手動で削除するほうがよいでしょう。ディスクスペースは貴重な資源です。できるかぎり有効活用してください。そのために使えるツールで、WinDirStatよりも簡単なものはありません。

Screenshot: David Murphy

Image: Pixabay

David Murphy - Lifehacker US[原文