いや、まぁ、そうだけどさぁ…。
と、この奇抜なアイデアに対してのリアクションはだいたいこんな感じだと思いますけど、それをド真面目に製品として昇華させようと狙っているプロジェクトが、KICKSTARTERで出資を募っている「The Phone Drone」です。
どういう製品か?というと、もうタイトルのまんまです。
道行く男性、スマホに夢中で段差に気づきません。不運にも脚を引っ掛けて「あっ、先祖代々続く家宝のスマホが!」。
その時、不思議なことが起こった!
スマホに取り付けた「The Phone Drone」がセンサーによって落下を検知。本体の危険を察したのです! センサーはモーターに危機を伝え、速やかにドローン形態へのトランスフォームが始まります。
落下までのわずかな間に、なんとドローン形態への変身を遂げたのです!
こうして地面への激突を回避。一定の高さで滞空します。
そして手の位置まで上昇。あるべきところへ帰還を果たしたのです! すごいぞ「The Phone Drone」!
と、極めて挑戦的で若干SFイズムを感じさせるプロダクトとなっています。
1mの高さからスマホサイズの物が地面に落下するまでの時間を計算してみたら、約0.5秒。なかなかにシビアな時間ですけど、現代のドローン技術、変形技術を駆使すれば達成できる…のかな? まぁ地面との距離にもよるので、パーフェクト回避は難しいかもしれないけどね。
この「The Phone Drone」の基本価格は95ドル(約1万円)。20ドルから出資を受け付けていますが、直接本体を手に入れられるわけではなく、出資額に応じた割引率で本体を購入する権利が与えられます。
原稿執筆時では締め切りまで49日、資金は1/4まで集まっています。チャレンジ精神旺盛なプロダクトですが…かっこよくて僕は好きだよ!
Image: KICKSTARTER
Source: KICKSTARTER
(小暮ひさのり)