Android:GoogleとAndroidは基本的には一体のものです。

SamsungやSonyがつくったスマートフォンでも、Googleマップ、Gmail、Chrome、YouTube、Google Play開発者サービスなどが標準で組み込まれています。それでも、Androidデバイスを完全に”脱Google”することは不可能ではありません。もっとも、簡単にとはいきませんが。

開発者のMartin Pitt氏がこの”脱Google”に挑戦し、古いNexus 4をGoogleフリーのスマートフォンに脱皮させることに成功しました。同氏は最近の投稿でこの手順を公開していますが、そこには、デバイスのデータをクリアする、新しいAndroid OSをインストールする、Googleに代わるサードパーティのアプリをインストールする、などの作業が含まれます。

こう書くと簡単そうに聞こえますが、Pitt氏によると、この作業は誰にとっても簡単とは言えないものだそうです。

スマートフォンを”Googleフリー”にするには、かなりの時間と労力、スキルが必要だ。明らかに私の母が理解できるレベルは超えている。とはいえ、やろうと思えばできないことはない。

AndroidデバイスからGoogleを追い出す

Pitts氏の警告を聞いても、スマートフォンからGoogleを追い出したい気持ちは変わらない? 

それならまず、Androidをroot化して、LineageOS(AndroidAndroidをベースとした無料でオープンソースなオペレーティングシステム)をインストールしてください。

次に、F-Droid(Google Playの無料の代替アプリ)を使って、メールアプリ(もちろんGmailではない)、チャットアプリウェブブラウザYouTube動画プレイヤーナビアプリなどをダウンロードすることを、Pitts氏は勧めています。

いかにも大変な作業ですが、Googleにスパイされていないか心配なら(そしてAppleも信じられないなら)、いくらかの時間をとってGoogleをスマートフォンから追い出すのも一考に値します。

少なくとも、スマートフォンを”脱Google”することは、古くなったAndroidデバイスの寿命を延ばす優れた方法の1つではあります。それに、Android OSのコアをいじるのも楽しいものですよ。

Image: Flickr/Jon Russel

Source: Googleマップ, MARTIN PITT, LineageOS, F-doroid(1, 2, 3, 4, 5

Jacob Kleinman - Lifehacker US[原文