VW製の通勤バス…?
噂の渦巻くApple(アップル)の自動運転プロジェクト「Titan」ですが、こちらに興味深い新情報です。なんとAppleはドイツのフォルクスワーゲンと協力し、自動運転で従業員を輸送するシャトルバスの開発に取り組んでいると報じられているのです。
Appleの自動運転車については、2017年8月にシャトルバス「PAIL(Palo AltoからInfinite Loopへ)」の開発が進んでいると報じられたことがあります。またアメリカではAppleの自動運転車の実験が拡大しており、一時期はうまく行っていないように見られた自動運転の開発に、Appleはまだまだ力を入れていることがわかります。
The New York Timesの報道によると、今回の自動運転シャトルバスはTitan計画で噂されていたとおり、電気駆動方式を採用。車両のベースにはフォルクス・ワーゲンのバン「T6 Transporter」を利用し、Appleの従業員の本社まで/からの送り迎えに利用される予定です。
さらに、この提携はBMWやメルセデスとの提携が破談になった後に決まったとのこと。これについて、Appleは車両のデザインからデータの取扱いまでのコントロールを主張したのが物別れの原因だとしています。車両デザインでも、Apple流はかわらない…ということでしょうか。
自動運転技術は自動車メーカー以外にもGoogle(グーグル)やUber、Teslaなど、なだたるテック企業が開発を進めています。この中でAppleの自動運転技術は若干用途を特定したほうへ向かうのかもしれませんが、そのほうが逆に実現は近いのかもしれませんね。
Image: VWCV
Source: The New York Times via The Verge
(塚本直樹)