参考に...ならないですね。
数年前までは｢毎日同じ服を着る。なぜならファッションに使う脳のエネルギーを節約できて、集中できるから｣がシリコンバレーでも人気だったわけですが、最近はそれも以前ほどはトレンディではなくなっているようです。米GizmodoのPatrick Lucas Austin記者は、世界一のナードが集まるシリコンバレーのスーパーリッチたちをファッション・ガイド風に観察しています。
シリコンバレーのウルトラ・リッチたちはかつて人気だった｢同じ服を着ることでブレイン・パワーが増す｣という考えから、｢お金あるし、ジャケットでも買おうかな｣という考え方へとシフトしたようです。世界の富を集める1%がファッションに取り組むとどうなるのか、見てみましょう。
自分の強みを活かす
節税以外にAmazon（アマゾン）のジェフ・ベゾスが熟知していることといえば、色のコーディネートでしょう。この写真を見ていただくと、彼の宇宙船ブルー・オリジンのロゴの青とシャツの青が見事にマッチしていることが分かりますね。我々のようなファッション素人は靴やカバンと色を合わせがちですが、宇宙船のロゴと色を合わせる発想はさすがです。今年の夏は流行るかもしれません。土がちゃんとついたブーツと、カウボーイハットでスペースカウボーイを地で行くジェフ・ベゾスです。どうやらテキサス州に牧場も所有しているとのこと。スペースもカウボーイも（アマゾンも）すべてちゃんとビジネス購入済みというところが1%の極みですね。
迷ったら、黒色にする
そこまで目立ちたくないけど、良いスタイルを見せたい。そんな男がSpaceX（スペースX）やTesla（テスラ）のイーロン・マスクです。キャッシュは腐るほどあって、センスもそれなりにある、という彼が見せてくれたのがこちら。黒で統一されたファッションで、HBOの人気SFドラマ『ウェスト・ワールド』の撮影現場での一コマです。パッと見は特に目に止まらないものの、｢あ、HBOの撮影セットにマスク兄弟がいるんだ｣とジワジワとお金の臭いが伝わってくるセンスとなっています。シンプルな黒のシャツに黒のジーンズ、そして黒のモンクストラップ・ブーツ。ダーク・ブラウンのジャケットでミステリアスな雰囲気も加えることで、モデル3工場では何が起きてるのかな？という人々の好奇心を掻き立ててくれます。
やっぱりシンプルが一番
ステージ上でスピーチをするときのファッションの見本は、Google（グーグル）のサンダー・ピチャイCEOでしょう。ジーンズ、ブラックのスニーカー、バラクーダ・ジャケットと｢大事なのは私が話している内容｣という態度がビシビシと伝わってきます。ピチャイはこれまでもミニマルなルックを貫いてきましたが、やはりシリコンバレー感を一番演出できていますね。
Image: Drew Angerer / Getty Images News / ゲッティイメージズ
Source: Instagram（1, 2）
Patrick Lucas Austin - Gizmodo US［原文］
（塚本 紺）
