Mac:今回オススメするのは、macOS向けアプリ『Clipy』です。こちらはmacOS純正のクリップボードを10倍(便利さが数字で計れるものだと仮定して)も便利にしてくれる、インストールすべきユーティリティアプリです。

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Image: David Murphy

実際、10倍便利なのはすぐに実感できます。Clipyをインストールすると、このユーティリティがこれまでに使ったコピーコマンドの履歴を記憶してくれます。「トラックパッドを2本指でタップする」「コントロールキーを押しながらマウスをクリックする」、あるいは[Command+C]といったいつものコピー操作をするだけで、最後にコピーしたもの以外のアイテムもペースト可能になるのです。

ClipyをインストールしたmacOSマシンでアイテムをコピーすると、Clipyの履歴リストに加えられます(デフォルトでは10アイテム単位でまとめられます)。この履歴から何かをペーストしたい時は、通常のペーストコマンドに加えてシフトキーを押し、[Command+シフト+V]と入力します。するとコンテキストメニューがポップアップするので、ペーストしたいアイテムを選べば操作終了です。また、これまで通り最後にコピーしたものをペーストしたいだけなら、通常の[Command+V]だけで済み、特に追加の操作は必要ありません。

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Image: David Murphy

コピー履歴が延々と表示されるのがイヤなら、アプリの設定ページで、履歴を記憶する数を少なくしましょう(デフォルトでは30です)。また、履歴の呼び出しに別のショートカットを使いたければ、変更も可能です。さらにはステータスバーに表示されるアプリのアイコンを変更したり、非表示にしたりすることもできます。

さらに便利なのが、必要な時にいつでもペーストできる、常時表示アイテムを作成できる機能です。これらのアイテムは「Snippets」と呼ばれ、独自のホットキーも設定できます。これがあれば、同じフレーズや指示を何度も繰り返し入力する作業がぐっと楽になりますね。


Image: Lifehacker US, rawpixel/Unsplash

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David Murphy - Lifehacker US[原文