とうとうしっぽを現した?
Apple(アップル)製品ユーザーなら誰しも思う、「MacとiOSデバイスはいつ融合するの?」という疑問。もしかすると、同じことをAppleも長年考えていたのかもしれません。海外では、AppleによるARMプロセッサやタッチスクリーンを搭載しLTE通信に対応した新デバイス「Star」の計画が報じられています。
海外テックサイトの9to5Macによれば、Starはコードネームで「N84」というモデルナンバーで呼ばれています。これは初となるARMプロセッサ搭載Mac、あるいはiOS搭載ノートブックとなるか、あるいは全く別のプロダクトかもしれないとしています。うーん、実に興味深いですな。
製品にはSIMスロットカードが搭載され、GPSや耐水性能に対応。ブート・システム(ファームウェア)はMacと同じ「EFI」が採用されます。Starの計画はすでにプロトタイプのデバイスも製造されており、その製造は台湾ペガトロンが担当。テスト生産されたプロダクトはクパティーノにあるApple本社にも送られており、従業員がテストを行なっているとしています。
ちなみに、ARMプロセッサとはiPhoneやiPadに搭載されている「Aシリーズ」プロセッサも該当します。ARMプロセッサは省電力性能に優れており、数多くのモバイルデバイスに採用されています。
以前に、Appleは2020年にもMacに独自プロセッサを搭載するだろうと報じられました。このMacが初のARMプロセッサ搭載デバイス「Star」に該当する可能性は十分にあるでしょう。
一方、Appleのティム・クックCEOは「MacとiPadの融合にはデメリットがある」とも語っています。現時点では確定的な情報は何もありませんが、Appleは数年後に革新的なモバイルデバイスをリリースする可能性がある、とだけ覚えておくといいのではないでしょうか。
Image: blackzheep / shutterstock.com
Source: 9to5Mac
(塚本直樹)