Apple版Duplex? Siriが運転中にスマート応答するようになるかも

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  • author 塚本直樹
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Apple版Duplex? Siriが運転中にスマート応答するようになるかも
Image: USPTO

AIはもっと賢くなる…はず。

Google(グーグル)が今年のGoogle I/Oにて披露した、AIアシスタントによる通話機能「Duplex」。そのなめらかな発声には誰もが驚いたと思います。Apple(アップル)もそれに少し似たアイディアを特許として出願しており、運転中にAIアシスタント「Siri」が自動応答してくれる、というもの。

今回の特許「Intelligent Digital Assistant for Declining an Incoming Call」の説明によると、iPhoneの位置情報や運転中モードの状態で通話を受けると、Siriが発信者は誰かを特定して最適な返事を返してくれるとのこと。特許のイラストにもあるように、目的地までの到達時間を判断して「いまどこXXに向かって運転していて、あとYY分で到達します」なんて返事もできるそうです。

そのほかにも、発信者に応じて「あなたの上司からの通話です。電話を受けますか?」なんて問いかけもできるよう。これなら家族からの電話は受けるけど、上司からの電話はNG、なんて対応もできますね。まぁ、それが正解なのかはわかりませんが…。

もちろん、現在の運転中モードでもシンプルな返答を自動応答で発信元に知らせることはできます。しかし、Siriが現状に応じてよりスマートな返答をしてくれるなら、まさにApple版の「Duplex」となるかもしれません。

もちろん、特許が出願、あるいは取得されたからといって、それが現実の製品やサービスに搭載されるかどうかは未知数。しかしAppleはすでに車載システム向けのOS「CarPlay」をリリースしていますし、この技術の実現もそう難しくはなさそうです。



Image: USPTO
Source: The Verge

(塚本直樹)