見て驚き、香って癒やされる次世代のアロマテラピー。
普段は乳白色なのに、オイルが染み込むと透明に変化する不思議なガラスの「ポーラスクォーツ」。これは京都大学が開発した多孔質ガラスで、素材は先端材料「シリカモノリス」という水晶と同じ石英ガラスからできています。そしてここには目に見えない、ミクロ&ナノサイズの穴がたくさん空いているのです。
このガラス、ある一定の屈折率のオイルが含まれると、その作用により透明に変化する特性を持っています。不思議な現象ですが、まずはその様子をどうぞ。
この特性を利用して作られたのが、アロマディフューザーの「PQ breeze(ポーラスクォーツ・ブリーズ)」です。これは楽器のトライアングルのような枠組みから、丸いディスク状のポーラスクォーツをブラ下げ、そこにアロマオイルを染み込ませることで部屋をステキに香らせるリラクゼーション・アイテム。
ガラスの表面に刻まれた模様は、それぞれ⬜︎が地、◯が水、△が火を表しているそうな。そこに京の花々や葉っぱ、森林をイメージした香りのオリジナル・フレグランス「京ノ風」を垂らして、穏やかなこころの揺らぎを届けるのです。
ガラス球の中で空洞が占める体積は、なんと容積の約85%。なので、従来のアロマテラピーで使う素焼きのポットなどと比べると、10倍の速度で4倍以上もの量のオイルを吸収し、5倍以上の長い時間香りを楽しむことを可能にしています。
気になるお値段は1万800円(税込)。グッドデザイン賞も受賞した「PQ breeze(ポーラスクォーツ・ブリーズ)」を、皆さんのお宅におひとついかがですか?
Image: PQ breeze
Source: PQ breeze, Porous Quartz, YouTube via ValuePress!
(岡本玄介)