米Lifehackerが人生の役に立つ言葉を紹介するシリーズ「Mid-Week Meditations」へようこそ。ストイック派の知恵を探求し、それを使って自らを省みて、人生を好転させましょう。

今回は、マルクス・アウレリウスの『自省録』第5巻16からの引用です。ローマ帝国の皇帝であったアウレリウスは、善く考える習慣、すなわち日頃からポジティブに考えることをすすめています。

君の精神は、君の平生の思いと同じようになるであろう。なぜならば、魂は思想の色に染められるからである。であるとすれば、君は魂をつぎのような思想の連続で染めるがいい。たとえば、生きることが可能なところにおいては善く生きることも可能である。

この言葉が意味するもの

精神は、日頃の思考を反映します。あなたの魂、意識、あなたの中の「あなた自身」は、思考によって形作られるのです。それなら、建設的な思考で魂を形作るようにしましょう。たとえば、生きることができる場所ならどこでも、よく生きることを選んでください。

そこから得られるもの

脳は筋肉のように従順であり、鍛えれば特定の思考法を育てることができます。いつもネガティブな思考をしていると、心があなた自身に憂鬱で悲観的な線を引いてしまい、ネガティブな方向へ向かいがち。後ろ向きがあなたの基本になってしまうのです。

でも、思考の書き直しは可能です。だからといって「ステイポジティブ」などというマントラを繰り返しても無駄なだけ。心のカタチを変えるには、意識的なアクションが必要です。

筋トレのためにウェイトを上げるのと同様、敢えて建設的な思考を選ばなければなりません。ウェイトを見つめ、「このウェイトはかなり重い」と思うのか、「このウェイトは、今のところ重い」と思うのか。マインドセットを変えるには、訓練しかないのです。


Image: Carlos 90/Flickr

Patrick Allan - Lifehacker US[原文