本格的に選挙プラットフォームとして機能していくのかな。
アメリカの中間選挙まであと6ヶ月に迫る中、Twitter(ツイッター)がフェイクニュースの拡散や候補者などの偽者を防止するため、新たな機能を発表しました。この新たな認証バッジは立候補者に近日配られるもので、お馴染みの青いチェックマークにとどまらない新しいアイコンがつきます。
新バッジには政府の建物の形をした小さいアイコンと、その右側に候補者が立候補している役職が明記されます。バッジが使用可能になるのは、統一選である11月6日の中間選挙において、知事、上院議員、そして衆議院議員への立候補資格を得ている立候補者のみです。それ以下の役職に関しては新たな認証バッジは使用できません。
Twitterによると、候補のプロフィールページ上で、候補がツイート、またはリツイートした投稿に対して表示されます。また、候補のアカウントから投稿されたツイートがTwitter外のページに埋め込まれた場合にも表示されるそうです。
以下の画像は、そのバッジがどう表示されるかを示したイメージ画像です。
「Twitterは、来たる統一選において、各役職への立候補資格を得た候補者のTwitterアカウントを認証するため、国家、州、地域レベルの政治に対して党派に関係なく情報を公開している非営利市民団体、Ballotpediaと提携しました」と、Twitterのシニア・ポリシー・マネージャのBridget Coyne氏がブログの投稿で発表しました。
今年は50州のうち、なんと38州で知事選が行われ、上院議席100席のうち33席が争われることになります。また、上院議員の任期が6年なのに対し、衆議院議員は2年なので、435席全てが争われます。
Twitterが選挙に向けて対策を行なう一方で、連邦政府も同じように……とは言えないようです。というのも、選挙妨害や工作に対するセキュリティの為に予算の確保を申請したのは、たったの13州だったのです。それについ先日、マイク・ポンペオ国務長官は次の選挙に向けて、他国からの干渉を防ぐには「課題が多い」と発言したばかりです。
「ロシアからの干渉に対して効果的な抑止力を発揮できませんでしたが、現政権は対抗に大きく力を入れています」と同氏は先日の公聴会で発言しました。
周囲から止められていたにも関わらずプーチン氏再選の際に祝意を表したり、何かと親密さをうかがわせるトランプ大統領が、ロシアに対して本腰を入れて対策をするというのはイマイチピンときませんが、どうなんでしょうね?
Images: Getty, Twitter
Source: Twitter via Politico
Matt Novak - Gizmodo US[原文]
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