ネオトーキョー飯までもうすぐ? 2020年までに日本で人工肉提供を目指す企業が3億円を調達

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ネオトーキョー飯までもうすぐ? 2020年までに日本で人工肉提供を目指す企業が3億円を調達
Image: rubanlena / Shutterstock.com

現実味を帯びてきました。

細胞培養による人工肉の普及を目指すインテグリカルチャー株式会社が、3億円の資金調達を実施したと発表しました。これで人工肉が市場に流通する日が、数百日早まったかも?

出資した企業は、リアルテックファンド、Beyond Next Ventures、株式会社農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)、株式会社MTG、株式会社ユーグレナ、北野宏明(ソニーコンピューターサイエンス研究所代表取締役社長)など。調達した資金は、汎用大規模細胞培養システム「Culnet System」搭載のプラント建設に充てるとのこと。

食のイノベーションたる可能性を秘めた人工肉は、従来は細胞質100gで数百万円かかっていたところ、Culnet Systemにより今では100gで1万円以下まで原価が下がりました。インテグリカルチャー株式会社は、2020年初頭までに商業プラント1号機を建設、2020年半ばには現行の食肉との価格等価を目指しています。

世界の人工肉事情をみてみると、人工チキンの開発に成功した企業や、2021年までに人工肉の一般販売を目標としている企業もあります。今はまだ僕たちの食卓から遠いところで起きてることですけど、あと2年でそれが来るって言われたら、どうなっちゃうんだって感じですね。美味しいから大丈夫、だよね?

2020年の東京オリンピックには、人工肉を扱う屋台が並んだりするんでしょうか。VRドローン、それに食糧プラント。現実がSFの描写に追いつきつつあるのを、肌で感じます。


Image: rubanlena / Shutterstock.com
Source: インテグリカルチャー株式会社

ヤマダユウス型